群衆の悪魔
読み終わりました
ポーの探偵
デュパン
の四番目の事件と言う設定で
二月革命中のパリが舞台です
ボードレール、バルザック、マルクスなど
実在の人物が登場します
王政から共和制へと権力闘争が起きる中で
個が消滅し、群衆が立ち現われてくる時代の変化を巧みに利用し
ルイ・ナポレオンを政界に復活させるため
さらにルイ・ナポレオンの秘密をも抹殺するために
二月革命が企てられた
という
とんでもない話でした
ボードレールが目撃する
二月革命の群衆の蜂起が
一発の銃弾によって引き起こされたシーンから始まり
当時のパリの様子や
政治党派の状況などが
物語に破綻なく巧みに語られていていました
ここに
実はこれらの事件の元凶となっていた
社交界一の美女に纏わる
毒殺事件や密室事件、黒ミサ事件など
ミステリ的な謎がからんでいて
なかなかエキサイティングな作品でした
