現在、両脚前十字靭帯損傷をして、数ヶ月前に半月版を損傷し、
手術をした選手のリハビリを行っています。
前十字靭帯はknee in toe out
(膝が内に入り、つま先が外を向いた状態)で
損傷するシーンが多いことが知られています。
以前までのリハビリでは患部、つまり怪我をしてしまった箇所
(前十字靭帯であれば膝)のトレーニングが重要視されていましたが、
徐々にリハビリの指導も進歩してきて、
患部だけでなく、いかにその部位を全身と強調させて動かせるかが、
重要だということが浸透して来ました。
私がリハビリやトレーニング指導をする上で重要視していることの一つに
「分離と協同」 という言葉があります。
これはファンクショナルトレーニングの原則の中に
含まれている言葉なのですが、
人間は動く関節と安定する関節が交互になるようになっています。
下肢で言えば、
足関節は動く関節、膝関節は安定する関節、股関節は動く関節です。
現在、膝のリハビリを行っている選手で着目しているのは
「股関節の可動性」

深層外旋六筋(お尻の筋肉)や腸腰筋(足を引き上げる筋肉)が
固まって、股関節の動きを制限してしまうと、
なかなか思うように体をコントロールすることが出来ず、
再び怪我をする体勢を取ってしまいがちだと感じます。
前十字靭帯のリハビリは膝まわりの筋力と
中殿筋(お尻の筋肉)を鍛えるだけでなく、
隣り合う関節を自動できっちり動かせるようになるとともに
いかに全身と強調して動かすかが大切だと実感しました。
【 第2回GAP勉強会 胸郭×コア 】
◆日時 8月23日(火)18:00~20:30
◆場所 東京ウィメンズプラザ
◆料金 ¥500(税込)
◆対象 将来、人の健康に携わる職業を目指す学生
◆定員 30名 (残10名)
◆申込み方法 https://ssl.form-mailer.jp/fms/723b6a66160656
にて申込みください
社会人女子ラクロスチーム
CHEL アスレティックトレーナー 森川稔之
【お問い合わせ】
personal_toshiyuki@yahoo.co.jp