馬上の貴公子、テヒョンさんにも会いたくなったのと…
ここからは、需要の全く無いTMIなのですが。
実は私…
若い頃に10年ほど、割りと熱心に乗馬を習っていた事がありまして。
障害も馬場馬術も、ほんのちょこっとだけ、1ミリ位かじってみました。
小さい頃から🎹をやっていると、スポーツとは縁遠くなりがちでしたが、大学を卒業して、何か音楽以外の事もやりたくなり…
身体も動かさなくちゃね!と思い立ち
大の動物好きなので
「あ!乗馬だったらお馬さんに触れるし、上に座ってるだけで良いみたいだから、出来るかも!」
と、あさはかな考えでやり始めたのですが、これがもう大馬鹿者の勘違いで
大変、ハードなスポーツです。
鞍上で、馬の動きにあわせて膝とふくらはぎ、踵を使って小刻みに腰の上げ下げをしなくてはいけませんし、
馬の歩様に合わせて腰をグラインドさせるような動きもあり、
結構激しい有酸素運動なのです。
そう言えば、午前中に「メイク中の汗問題」を話題にしましたが、
私、昔は全く汗がかけなくて。
なのに、乗馬を始めてから体質が変わったのか、滝のように汗をかけるようになりました🤣
馬は、とても賢くて繊細な生き物で
上に乗せている人間の技量や性格など、すぐに見破ります。
初心者で緊張して身体が硬くなっていると、その筋肉の強張りが伝わりますし、
強引に操作しようとすると、手綱捌きにデリカシーがなくなって、それもすぐに伝わりますし、
オドオドして視線が泳いだり、気を抜きすぎてだらけたり、
そんな事もすぐに伝わってしまいます。
自分で言うのも変ですが、小さな頃から🎹で「千本ノック」を受けるような状況(つまり、しごき🤫)に慣れていたので、
私は物を教わるのが上手いらしく笑
最初は、びっくりするほどスイスイ上達してましたが、
乗馬を始めて1年後くらいに、初めての、そしてかなり強烈な落馬を経験(2週間入院しました)して…
その後しばらくは、どんどん下手になっていきました。
それまで簡単に出来ていた事が出来なくなり、
ホントに、何もかもうまくいかなくなってしまったのです。
でも、そんな時にインストラクターがかけてくれた言葉が今でも忘れられません。
「〇〇さん、今、楽しくないよね?
前より下手になったって思ってますよね?
全然うまくいかない!って悩んでるでしょ?」
「!」
見抜かれてたんだ…と、思って驚いていたら、インストラクターのお話しの続きは、さらに驚きでした。
「でもね、それが上手くなってる証拠なんですよ。」
「え?どう言う事ですか?」
「以前の〇〇さんは、ただ楽しくて、何も考えずに僕たちの言う通りに動いてくれてたし、それでうまく行ってた。
けれど、あの落馬を経験して、恐怖も経験して、乗り越えて、
それでもこうしてまだ乗りに来てくれてるって言うのは、ホントに馬が好きになったんですよ。
乗馬が好きになったんですよ。
でも、やっぱり落ちて痛い思いするの怖いから、今はその恐怖と乗りたい気持ちとの闘いです。
そして、色んな事考えて乗るから、悩みが増えるんです。
うまくいってないなって悩んでる時ほど、目標を持って上達してる時ですよ」
若いインストラクターが、そんな事を言ってくれたんです。
感動して、馬の上でちょっと泣きました🥺
これって、きっと何事にも共通するのではないかなぁと思います。
漫然と楽しむだけでなく、
悩みがあって、それを乗り越えようと言う気持ちもあって、
今の自分に満足できなくて、頑張るんだけどちっともうまくいかない…
だけどそんな時ほど、実は前進している。
つまり、人間の成長にはその時その時のタイミングやパターンがあるんだろうなぁと思うのです。
朗らかに笑顔で進める時もあれば、
時には傷つきながら進んで行く日もあります。
それでも、前に進む気持ちさえ失わなければ!
…と、汗と馬糞にまみれたあの日々に、私は学ばせて頂きました。
(乗馬の後は、お馬さんのケアが待っています。馬体を洗ったり、ブラシをかけたり、蹄のお手入れしたり、馬房をお掃除したり…実は私、この時間が大好きでした)
その後、お仕事上責任ある立場になってしまったのと多忙のせいで、乗馬倶楽部に通うことは出来なくなりましたが、
私にとっては忘れられない思い出です。
テテがお馬さんに乗って、ジミンちゃんは🚲チコリータで草原を疾走
これも、大好きなシーンです。
私がバンタンにこれほど惹かれている理由のひとつには、
勿論、類い稀れな才能を持った7人が集まった奇跡と、彼らの圧倒的なパフォーマンスやそれぞれのキャラクターの魅力もありますが、
そんな彼らが、悩みながらもがきながら
ただ前を向いて進んでくれている、その姿に感動しているように思います。
世界中にファンがいて、有り余る富みを得て、名誉や名声も手に入れて(その光りの眩しさの分、影の濃さにも悩まされているのでしょうが)
もう、全てを手にしたと言っても良いはずの彼らが
まだ、前に進もうとしてくれている。
もっと一緒にいようよ!
もっと見ていて❗️
もっと上に行こう‼️
そんなふうに、私達に言ってくれている…
だとしたら
応援するしかありません
愛を贈り続けるしかありません
そして、やっとタイトルに辿り着きましたが、
オリンピックの馬術競技で🎖️なんて凄い!
失礼ながら、実はかなり驚きました!
欧米強豪国との、競技人口や関連施設数の差を考えると、これはホントに凄い事です!
馬の背中の暖かさ、視界の高さ、風を切って走る心地良さを思い出し、精一杯の拍手を送りながら、昔話をさせて頂きました。
なんとなく書き始めてみたら、思ったより長文になってしまいました。
けれど、
烏滸がましいようですが、
もし…
今、何かに悩んでいたり、壁にぶつかっていらっしゃる方のお目に留まれば、ほんの少しでもお気持ちが軽くなれば良いなぁと思います。
最後までお読みくださった方がおられましたら、ありがとうございます。
画像はお借りしました🙇♀️