皆様こんばんは
今回は…
少し、シリアスなお話しをさせていただきます。
私には、6月生まれの美しい友人がいました。
友人で、後輩で、仕事仲間で、妹のような存在でした。
その彼女が、思いがけない病いに囚われて
あっという間に神様の元に旅立ってから、もうすぐ10年が経ちます。
彼女とは、室内楽を共に学んでいました。
一緒に弾きたい曲がたくさんたくさんありましたが、まだほんの僅かしかステージで演奏できていないままでした。
彼女の旅立ちの3年後に、仲間達で集まって、彼女を偲ぶ演奏会を催しました。
彼女と一緒に勉強していた曲、
いつかやろうね!と決めていた曲と共に、
アンコール用に、知り合いの作曲家にオリジナルの曲を書いてもらいました。
「音名変換」という作曲の手法で
彼女の名前のローマ字表記を
音名に当てはめてメロディを作って頂いたのです。
ちなみに…
ドレミファソラシドは
英語表記だと CDEFGABC
ドイツ語表記だと CDEFGAHC
…となります。
名前のローマ字を、音名に当てはめつつ、半ば暗号化してメロディ、もしくは和音のベースに使う…そんな手法です。
もしご興味あれば、以下の記事が分かりやすいかもしれません。
そうして出来上がった曲を
ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、そして私のピアノ…4人で初めて音を出した日の衝撃は、今でも忘れられません。
作曲してくれた友人は、彼女に会った事はなく、彼女の人となりを知る由もなかったのですが、
出来上がった曲には、ハッキリと彼女の面影が宿っていました。
確かに、そこに、彼女がいたのです。
穏やかに微笑む彼女の瞳が、
静かに近づいてくる彼女の足音が、
優しく「〇〇さん!」と私を呼ぶ彼女の可愛らしい声が、
その曲の中に、はっきりと感じられました。
演奏し終わって、4人で思わず涙しました。
この曲は、本当に真心を込めて、祈る気持ちで演奏しなくてはいけない!そう思わせられると同時に、
音に宿った魂、「音霊」を、疑う余地なく感じた瞬間でした。
そして
言葉に宿る魂「言霊」も、必ず存在します。
悪意のある言葉、嘘を真実のように語ろうとする言葉、自分を大きく見せようとする言葉、
そんな言葉には、邪な魂が宿っていて、読む人、聞く人を疲弊させます。
バンタンの音楽や、彼らが紡ぐ言葉に心を揺さぶられるのは、
そこに美しい「言霊」と「音霊」が宿っているからに違いない…
私は、そう確信しています。
ソロ活動を通して、メンバー7人それぞれのポテンシャルを、嫌というほど見せつけてくれた彼らが、
これから、どんな作品を届けてくれるか、
楽しみでたまりません。
すみません
なんだか取り止めのない記事になってしまったかもしれませんが…
このまま上げてみますね。
記事と画像をお借りしました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
音楽は、奥深いです。