楽園のカンヴァス | ガパオライスな日常

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面白かった。
美術に興味はなくて、絵も下手だけど、原田マハさんのすごい作品という触れ込みをきいて、そして装丁をみて、決めました。
話は、岡山のある美術館で始まります。そこにはでーれーガールズでおなじみ、あの女子校の生徒も出てきましたよ!
その美術館で監視員をしている早川織江と言う人物が本作の1人目の主人公。実は彼女、すごい経歴をもっているのですが…。
そして話は1985年に遡り、もう一人、ティム・ブラウンという主人公が出てきます。この人の名前にも注目。ある人物とよく間違えられるそうで…。
それから、忘れてはいけない第三の登場人物として、画家のアンリ・ルソーがいます。
私は不勉強で、特に美術に興味もなかったので、初めは宗教家のルソーかと思いましたが…笑
織江とティムとルソー、この3人がどうやって繋がって行くのか?
一つの絵に対して、描いた本人の思いだけでなく、後世に残った後様々な人の思惑があって、絵というものは評価されていくんだなぁと思いました。

自分としては、絵画をテーマにしたミステリーということで、ダン・ブラウンのダ・ヴィンチ・コードと似た雰囲気を感じました。
美術に興味がない人にもオススメです!