ありがとう、お母さん 。カットは何処に行けば良いんでしょうか | うつ抜けセラピストあにちゃんの麺ヘラ日記

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雇われから事業主へ


私が中学2年生になったとき、小学3年と1年生になったばかりの兄姉妹が集められた。


母から

「お父さんは子育てをするという点ではこれから、一緒に生活をしていくことはできない」

「お母さんとお父さんは離婚をして、おばあちゃんのところに引っ越しをすることになった」

その宣言通り、進級、入学の新年度がスタートして1週間での転校となった。


週末に軽トラック1台分の引っ越し荷物と共に、友達に別れを告げることもなく、物心をついたときからいる横浜の団地をあとにした。


母の覚悟は、父との不仲でなく、

子育てには向かない父からの隔離、

これ以上の猶予はないとの判断からであった。


愛しているけど


母は美容師だったので

条件の高望みをしなければ

働き口はいくつもあった

しかし、ひとりならいろいろと融通が利きやすいと

自分の店を持ったのである

離婚し、女手一つ

こども3人抱えながらの開業

背水の陣で挑んだ仕事

何処にそのバイタリティがあったのか



美容師60年からの引退


高校を卒業し、1年制美容学校に通いながら、実店舗での修行しつつ美容師免許を得て、60年余の美容師の活躍だった


最近は、定休日以外ににも、山登りや趣味のためにランダムに休み、予約客がないと開店時間を短縮したりと道楽のような感じになりつつあった。コアなお客さんからは「予約して置いても時間に遅れることがあったわよ」と揶揄われていた。

先日なんか着付けのお客さんの対応があるのに、人生初めての寝坊による15分遅れをしてしまって落ち込んでいた。

幸い、今の店舗を美容室として譲り受けたいという方が現れた。

身の引きどころと決意が固まった。



営業最終日に噛み締めた特殊体験


昨日、店舗での最後のカットをお願いした。

シャンプーする手先の力は今も強めだ


考えてみれば、新生児の頃から半世紀経った今でも、母親に頭を洗ってもらっている経験をしてきたのだなぁ。

ある種、特殊な体験をさせてもらってきたんだな。

床屋や美容室の利用は、これまでに両手で足りる。

短めにカットしてもらったけど、

髪は嫌でも伸びる

12ヶ月後に私はどうすればいいのか。

50を過ぎたおっさんがこの歳になって

床屋や美容室を見つけるのはシンドイ


まだ暫くは、親孝行という名目で

家でカットしてもらう道も残しておきたい