※閲覧注意？
あらすじ
博多騒然のスキャンダル！正義の刑事が鉄槌を下す!?
博多を愛する刑事、重松が耳にしたのは、汚職に手を染め警察を去った親友・岩佐の訃報だった。
かつての同僚の死に、疑念を抱いた重松は独自に捜査へと乗り出す。
その頃、虐めを苦に自殺した生徒の家族から復讐を請け負ったジローの頼みで、馬場と林は周辺調査を進めることに。
やがて二人は、ある女教師の存在にたどり着く。
元刑事と生徒の死、別々に見えた事件は絡み合い、隠されていた警察組織の不祥事が発覚－！
信じ抜くべき正義を失った重松の前に、“殺し屋殺し”が姿を現す…！
メディアワークス文庫（KADOKAWA）から出版された作品です。
そういえば、新刊出るかなぁ…と検索したら近日発刊情報を知り待っていたのに、大雪影響で入手が遅れてワクワク待ちでしたが無事入手できました。
ライトな話題が続いていたけど、今回割と重めなお話でした。
さながら「相棒」を見ている感じ…って言ってもアレと違ってこっちはダークサイド側なんだけどね(*´∀｀)
汚職により刑事をやめていた親友の訃報を知り、周囲の情報からその死に疑念を抱いた刑事の重松は部下も巻き込む形になったが、独自に調査を進める。
一方でいじめ自殺した生徒の家族から自殺の真実を知った家族から復讐を請け負うこととなった復讐屋のジロー。
彼は別件の依頼もあり、復讐対象かどうかの素行調査を馬場たち探偵に頼むことにした。
依頼を承諾した二人が周辺調査をすると、復讐対象のとんでもない事実が判明しその中にある女教師の存在が出てきて…別々と思われた事件は絡み合い、警察組織の不祥事とそれに関わった人物たちの行方不明で事態は思わぬ展開になってくる。
信じ抜くべき正義を失った重松に…ってなお話でした。
いや～、シビアすぎてちょいちょい涙目になってましたね。
裏事情に通じる刑事の重松メインのお話でしたけど…守りたいものがなくなったり、信じていたものが崩れたりしたら自分はどうなるんだろうな？とかそんなん考えちゃいました。
別件だけど…あとがきでスピンオフが発刊予定らしいっスけど、そっちはどんな話になるのか楽しみです(*´艸`*)