※閲覧注意?

 

【あらすじ】

妖怪の集まるところに笑顔あり!笑って泣ける、平成あやかし譚

作家として人生崖っぷちな妖怪小説家・緒方司貴が訪れたのは、妖怪と縁深い遠野の旅館「迷家荘」。

座敷童子がいると噂の旅館に起死回生のネタ探しに来たはずが、なぜか「座敷童子の代理人」として旅館に集まる妖怪たちのお悩み解決をすることに!?

そこで偶然出会ったおしゃまな妖怪少年の力で妖怪が見えるようになった司貴は、陽気な河童や捻くれ妖狐が持ち込むおかしな事件を経て、妖怪たちと心を通わせていく。

だが、そんな司貴を導く不思議な少年にも、何やら隠しごとがあるようで…。

 

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他小説の広告内容を見て面白そうだったのを買ってみました。(もう平成じゃないけどね…)

 

編集者に見放されかけて作家廃業の危機を迎えている司貴が起死回生で訪れたのは妖怪の情報が宝庫な遠野にある旅館でした。

 

記憶にはないけれど、幼少期に訪れたことがあるらしい彼は、トラブルにより旅館への道がわからず迷子になっていたのを不思議な少年の助けで訪れることが出来ました。

 

少年の「あやかしに会ったらどうしたい」と言う問いに「座敷童子の矛盾について問うてみたい」と言ったら、「直接聞けばいい」と言いご神体の神鏡を手渡したことがきっかけ(本当は違ったようですけど…)で妖怪が見えるようになりました。

 

見えるようになったことが理由で旅館が抱える悩みなどを座敷童子とともに解決していくというお話でした。

 

最後の顛末にはびっくりしましたねΣ(゚Д゚)

 

まさか、座敷童子と司貴がそんな関係だったとはって感じで読み終わりました。

 

そんな彼らが解決した事例とサラッと感想です。

 

・クレーマー父の土産物紛失事件(完全なクレーマー父じゃなかったからよかったけど、それまでの経緯が苛立つから要注意)

・ヘルプ板前で昔河童と仲が良かった父親の息子の妖怪不信用の説得(河童の好物ってキュウリじゃなかったの?)

・ろくろ首出現騒動(確かにひねくれものだね、狐よ…って思たヨ)

・悪夢騒動の理由となった先輩仲居の神様への嫁入りによる結婚式(な、涙目にさせられて危うく号泣しそうになりました)

 

 

 

面白かったので続き読もうε≡≡ヘ( ´Д`)ノ