「悲しみのゆくえ」 | Polaris

「悲しみのゆくえ」

それが誰であれ、

気持ちを込めて歌ってもらえるものを目指して作りたい。

代表作になってくれればありがたいし、

結果的に数字を残せなくても、

長く大切にしてもらえたら嬉しい。

アーティストも人間で、それぞれに生き方があり、

一般の人同様に、葛藤も悩みも在るはずだ。

その点で、できればアーティストと

膝を突き合わせて創作できればよいのだが、

その時間の取れないアーティストも少なくない。

その場合、歌の核を客観的な情報の集積から

導き出さなければならない。

そのアーティストに起こっている出来事を手探りで辿る。

勿論、真実などわからない。

それでも、できるだけアーティストにとっての

真実に近づこうと努力する。

そして聴いてくれる人たちが、

そこに生身のアーティストを実感できるような言葉を

紡ぐことができればいいのだが。


 東方神起のXIAH junsuに

「悲しみのゆくえ」という詞を書かせてもらった。

BeeTV ドラマ「五年後のラブレター」の主題歌である。

主題歌ということでドラマのシノプシスを参考にしたが、

ドラマにも現在の junsuにも響く内容を考えて作りたかった。

「幸せは終わるより変わる方が僕にはさみしい」という一節は、

遠く近い距離で家族を見守り続けるドラマの主人公の気持ちでもあるが、

自分の思いとは別の方向へ進む現実に翻弄される男の歌でもある。


 「幸福の臨界点」を越えてしまえば、

人は同じ「幸福」を維持はできず、

「変化」と向かい合わなければならない。

時には、いっそ終わってしまった方が楽な「幸福」もある。

終わった「幸福」なら、美しい記憶にもできるかもしれない。

しかし、終わることのできない「幸福」を、

そして、その「幸福」が思わぬ方向へ変化していくのを、

受け止めるのはとてもつらいのではないか。


 歌がrealityを持つかは、

発信する側からの意図だけでは成立しない。

聴いてくれた人との作品を通じての交信が、

その歌を脈打たせることになるのだと思う。

その意味で、

「悲しみのゆくえ」の辿る先に在る未来を見届けたい。



= 「悲しみのゆくえ」 作詞者 松井五郎さんのオフィシャルサイトより =


http://avexnet.or.jp/matsui/blog/2010/05/post_51.html




Xiahくんの表現する


歌声のゆくえ


その先にある 輝きを


しっかりと


見届けたい。




Polaris-Xiah