直径1センチ重さ5.5グラムの夢
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「出玉感」って何?

パチンコ どうでした?

いゃ~ 良く 出てたよ~。

じゃあっ、俺も 行って見ようかな。


牧歌的な会話の中に、不思議を感じる。


ギャンブルも色々あるが、勝った負けたで

無くて、玉が出てたか どうかが 話題に

なっているからだ。


しかも、調査した数値を基にしているの

では無くて、あくまでも感覚をたよりにし

た主観を基に話している。


ユーザーが、ぱっと見の感覚で判断する

パチンコホールの評価基準が「出玉感」で

ある。


ぱっと見と言っても、実は幾つかの要素を

瞬時に判断している。


1、ある地点から見た遊戯者数

2、目に入る 床に積んであるドル箱の風景

3、店内の札や装飾

4、店員の数 動き

5、空気 など


この事は、業界では常識であり、ホールは

この「出玉感」を演出する研究を進めて実施

している。この技術の差は、成績の大差を生む。


ホールが、いかに赤字を出してユーザーに玉を

出しても、この出玉感が無いと、割数(還元した数)

に関係無く、出なかったと言われる。


反対に、出玉感がある時は予定の割数よりも低く

さらに利益を上げても、ユーザーからは 今日は

良く出ていたと言われる。


集客力のあるホールは、これが上手い。

出玉のディスプレイを始め、出玉演出をきめ細か

に継続している。


実際に、玉が出ていても その遊戯者が勝って

いるかどうかは解らない。平均的に1万5千円から

2万円を使うユーザーなら、4~5箱積んでいても

負けている場合があるからだ。


また、ユーザーが歩く道順などの導線研究をする

と道順によって、ホールの風景は変わって来る。

当然、出玉感は どのポイントから見るかによって

変化する。腕効きの店長は数種類の定点観測を

行い、この出玉演出のコントロールをしている。


さらに、出玉感と云う感覚的なものを数値化する

事で、稼動数やOUT数などとの連動した演出変更

をも実施している。目標の目線が高い人は、これを

楽しみながらやっている。


ギャンブルを楽しむ人、楽しませる人、その両方が

同じホールに共存する。


自分が負けても、周りの 自分と同じ立場の人で

ドル箱を積んでいる人がいると 納得してしまい、

自分の引きの弱さを嘆く傾向がある。

反対に勝っていても、出玉感が無いと 出ない店と

云う判断をしたりする。恐ろしくも面白い事である。


パチンコ玉

わずか 直径1センチ 重さ5.5グラム に夢をかける

人の話である。