只今、入院療養中。
4人部屋であるが、最近の大部屋は結構広い。
冷蔵庫とTV(見放題)、洋服などを入れるクローゼット付き。
80歳代なのかな?
まだら認知症なのか、暇になると
しゃがれた声で
「かぁーさぁーーーーーーん」と叫び出す。
次に決まって娘さんの名前
「Kぇーーー子ぉーーー」
帰りたいだの、なぜ?わたしはここにいるんだの独語満載。
賑やかな方だなぁと思っていた。
同じ部屋の方で面倒見のいいお方がいて
なにかとその年配の方を気にかけて
ナースコール押しては
「前のおばあちゃんがいっこも動かへんねん」
とか、
その方の叫びに
「どうしたの?さみしの?ここは病院よ」と
常に相手をしている。
かと思えば
もう一人部屋の方は
その「おばぁちゃん」に対して鋭いツッコミを入れる。
いつものように「おかぁさーん!」と叫ぶと
「おかあさんって何歳やねん!呼んで、きたら怖いわっ!」
たしかに!
「Kぇーーー子ぉーー」と叫ぶと
「携帯持ってんねんから電話したほうが早いで!」
ほんまや!
まぁ、独り言にしてもあまり気にならず
あーまた言ってるわ。ってくらいで
主治医の回診なんかには、まともな会話して、
看護師にも
「ごめんね、世話かけます。ありがとう」
なんて言ってるから可愛らしい。
ある時、独り言が盛んになり、しゃがれた声でまた言ってるわ。
と気にもならないでいたら、
いきなり、大工か?ってくらい
パンパンパン、パンパンパン、パンパンパンパンパンパンパン
何かを叩きつける音がした。
何?何?って思っていたら、その「おばあちゃん」がTVのリモコンをテーブルに叩きつけているらしい。
音が出た瞬間、面倒見のいいお方が走る。
「何、何してるの?」
と、次の瞬間また
パンパンパン、パンパンパン、パンパンパンパンパンパンパン
そんな力がどこから出てくるの?しかも三三七拍子やし
と思うと笑いが止まらなくなり、大声で笑い転げてしまって、
ツッコミ役の人が
「すごい音だせんねんやん。テーブル叩き割るで!」
おかしくてたまらなくて笑いが止まらない。
そのうち、その音を聞きつけて看護師登場。
車椅子で退場!
その晩はナースステーションの横にBEDも持ち出されて・・・
一晩中叫んでたとか・・・
退屈な入院生活の一幕でした。
