マチュピチュに行った時は辺り一面真っ暗で何も見えなかったが、マチュピチュからクスコに戻り、その先リマまで行く今回は、午前中で明るく、周りの景色がよく見えた。
列車【インカレイル】はその路線の多くを谷の狭間に流れる川に沿って走っていて、だから両斜面の景色がよく見渡せ、ある時は遺跡が見えたり、またある時は、歩いてマチュピチュに向かうツアーの人々(インカトレイルまたはスタンドバイミールートの参加者)の姿も遠くに見えた。
因みに、そのマチュピチュまで歩いて向かうツアーはたいへん人気があり、常に数か月先まで予約が埋まっているそうで、実際俺がこの旅を計画した時も、古のインカ道を歩いてマチュピチュに向かうツアーを見つけはしたが、9月に、次の年の5月のツアーを募集していたくらいだ。
オリャンタイタンボ駅からクスコに向かう途中だったと思うが、バスがおもむろに停車して、
「ここ知っていますか?」
と案内されたのが崖の上のホテル。日本のタレントの人が泊まったホテルですよと言われたが俺はわからずただ見上げたが、とんでもない所にあった。崖の上というよりほぼ垂直に切り立つ崖の途中で、なんであんな所に造ったのかわからない。飯どうするのか、風呂どうするのか、トイレどうするのか、寝心地はいいのだろうか…想像ばかりが膨らんだ。
で、我々が見上げている時にちょうど登っている人達がいたが⋯
アリャ行きもたいへんだけれど帰りもかなりたいへんだ。第一かなりおっかねえ。笑
茶色から都会
マチュピチュからクスコに至る、特に民家は、レンガ造りなのか新しくても古くても茶色っぽく、それは空から見てもそうだったので、俺は数日の間に、ペルーの町は茶色というイメージを抱いていた。
リマに着き、少し街を周ると、色が違って、街は鉄筋コンクリートのビルだらけ。東京とそれほど印象が変わらない、首都で大都会。
茶色は、ペルーの田舎の色だったんだなと思った。



