食事を終えたころ、
”ピリリリリリ”
『あっ、私の携帯だ』
ミナミはそう言いながら電話を取った。
『はい、はい、え~、はい、わかりました』
電話を切るとミナミは
私に向かって喋りはじめた。
『ゴッツ君、
向こうの港にお迎えが来るから
今日のお昼の便に
乗って行かなきゃいけないんだって』
『そっか、飼い主さんと連絡とれたんですね』
『それが代理の人らしいのよね。』
『そうなんですか、飼い主さん忙しい人なんですね、
あとミナミさん・・・・・・』
『どうしたのミキちゃん』
『実は・・・・・・
私もそろそろ行かなきゃいけなんです』
『えっ!』
『実はここに来てる間、
携帯の電源を切ってたんですが、
昨日、携帯開いたら
会社から着信とメールがいっぱい来てて・・・・・・
朝、ミナミさんのところ行く前に
会社に連絡したらすぐ来て欲しいって言われたんです・・・・・』
『そうよね、会社に戻らないといけないわよね』
『いえ、仕事は仕事なんですけど・・・・・・
会社でなく・・・・・・
イタリアに行かないと行けなくて』
『イタリア!?』
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