古往今来 (3) 本来は、風来坊気質。 その人生、本当は、 どうなっていたか、分からない。 親と郷土は、選べない。 それは人間の運命であり、宿命である。 居場所が良かったのだろう。 親の背中を見て育った。 その手綱裁きも旨かった。 風光の輝き、 朝夕の暖寒差、 それも良かった。 住み慣れた田舎に、 乾いた秋風が通り抜けていく。