ご先祖さんが、あの世から帰って来られるという、
盂蘭盆。その迎え火の日。
その夜、いい月夜だった。
父も母も、今、帰ってきているのかな?
帰るべき故郷は、いい!
その深夜、衣食住、足りて、パンツ一丁で、月夜の田舎道を歩いた。
深夜の月夜。その田舎道を歩くのは自分一人。
いつの日か自分もこうやって、あの世から帰ってくるのかな、と思った。
家に帰ってくると、彼からまたメールが届いていた。
「今から、そちらに行くから!」
一寸一寸,この刻限、子の刻参りじゃないの?
ああ、そうか! まぁ、今日はお盆の迎え火。
遅れておられるご先祖もおられるかも・・。
しばらくメールの応酬が続いて、
この道の隠語でいうと、彼はフケ専。
爺々のブログの真意を汲み取り、賛同してくれて、会いたいと言う。
そうわるい子に思えない。
ただ時間帯がもう、草木も眠る丑三つ時。(笑)
「明日、早朝にしてくれませんか? 二・三時間は眠りたいから」
と、返事したら、そこで、プッッン! と、メールが途絶えた。
その後、前後不覚に、爆眠!!
慌ててパソコン覗いたら、
「起きてますか? もう着きました!」
驚き、慌てて外に飛び出してみたけど、その気配無し。
「今、どこにいるンですか?」
と、慌ててメールしたら、
「神姫バス○○営業所辺りです!」
まだ詳しくは教えていなかったのに、その的確さに唸った。
「わかった。カーナビありますか? 詳しく教えるから、もうおいで!」


