幼稚園の休み時間はサンバルカンごっこ…
いや、正確に言うとサンバルカン撮影ごっこをしていた、カメラマンや監督がいるのだ。冷めていたのか、T君が本気でカメラマンを目指していたのかは今となってはわからない…
小学校に上がるとだんだんヒーロー番組を観る奴も居なくなり、毎週ひっそりと戦隊ものを観る日々…
その頃からぼんやりと「アクションやる人になりたいなぁ」と思っていた
小学校高学年、冬のある日校庭のスキー山にいた。今観たらものすごく小さいんだろうけど、あの頃は高く見えた…3階建ての建物くらいかな?
雪中サッカーや「デカい雪の塊をひたすら投げる」などわけわからない遊びをしてスキー山に登った僕ら、誰が言い出したか覚えていないが雪の塊を指さして『この雪が爆発したとして、誰が一番派手に吹っ飛ぶかやってみよう!!』A君は???マークだらけの顔
何かから解放されたかのようにドカンドカン言いながら転がりまわるオレ、そしてM君
調子に乗った僕らは『崖』と呼ばれる絶叫ポイントからも跳んだ
休み時間が終わるチャイムが鳴り満足した僕らは教室に戻る
オレ『…スタントマンとかなりたいなぁ』
M君『オレ、アクションクラブに入りたいんだよ』
いたんだなぁ他にもこういう人、M君は4つか5つ上の兄さんがいたからオレと同じような状況でヒーローの裏側を知ったのだろう。

M君と仲良くなり更にオレらはエスカレートしていった…