旅とはおかしなもんで

きのうは想像もしなかった所へ現在来ていたりする

落ちつく暇もないほど慌ただしく移動するから

傍からは長い休暇でも当の本人は違う

 

なにをそんなに焦っているのだろう

雲の上を歩いているよう イライラする

近寄ってカベをもう一蹴り

フロに入らずに寝るような

やらなくてはならないのに別なことをやるような

肝心なことを置き去りにしてしまっている

その内に些細な判断もできなくなっている自分に気付く

これも自分と思いつつ イラつき焦る

ふり返っても闇のもくずなら

その先のなにかを見てやる