こんにちは、てんです。


駆け足でEエンドまでクリアしたNieRレプリカントの感想というか、プレイして思ったことをつらつらと、とりとめもなく拙文にしてみました。ネタバレがガッツリ含まれますので未プレイの方はご注意くださいませ。


まずはプロのNieRファンの人たちの前評判で、「とにかく絶望感がヤバい」「どうあがいても絶望」とかさんざビビり散らかされていたので、Eエンドはレプリカント側の立場で考えれば、一応はハーピーエンド?として美しい着地をしてくれたことに安心した。神話の森でエミールが助けに来たところは「フワッ!」みたいな声出ましたよね。


そのあと黒文病でみんな死ぬのだろうし人類は滅亡するし魔王からしてみればそれこそド最悪で状況を鑑みると散々なんだけど、映画でもなんでもトリミングした局面が美しければ、あとはプレイヤーの想像の余地を残して余韻が残り続けるので個人的には大満足。

月の涙の上で主人公が裸になってるのを見て、一瞬「コイツらやりやがった!?」と思ってしまった私は心が汚れています。


レプリカントに限らないけどヨコオ作品の特徴というか、通底している部分として本来は他者を慈しむ感情を持つ生命体たちが、お互いの立場の違いから争わなければならない運命にある哀しみを逆説的に提示するのが秀逸な作家だと思っていて配達員×ルイーゼとか、王とフィーア×オオカミとか、よりによって今それやる?みたいな、シナリオ上でプレイヤーにトラウマを与えるためには感情移入させるだけさせておいて、想像しうる最悪の悪手をキャラクターに取らせることを厭わない、底意地の悪さみたいな特性をすごく感じます(褒めてます)


解せなかった点としては、なぜ主人公=魔王のみが魔素を生み出せるオリジナルゲシュタルトになり得たのか?という部分。

黒の書に触れたことで僥倖に等しく主人公が安定個体だと判明したまでは頭の良い配信者様の動画を視聴することでギリ理解した(ありがとうございます、頭良すぎませんか?)


でもそれを受けて科学者だか開発者が「お?コイツ魔素持ってるやん!超ラッキー!これでゲシュタルト計画いけるわ、いざローンチ!」

って、なるか?いやザルすぎるやろ!

人類の存亡をかけた一大プロジェクトの核となる部分を、主人公の魔素一本頼みで冗長化せず見切り発車したらそりゃ人類滅びますよって


まぁ白塩化症候群だかレギオンの暴走だかで当時抜き差しならない状況で、一縷の望みで早々にプロジェクトを走らせるしかなかったのかもしれない。


気の毒すぎるのはデボルポポルで、先のズタボロの建て付けで計画の管理を一任されて計画頓挫の全責を負うばかりか、未来永劫のコピー個体にまで罪の意識を植え付けられてみんなにハブられ続けるとかあんまり過ぎるやろ


そもそもの運用と引き継ぎがいけてないのに、いざ事故が起きたらフルボッコで全責任をなすりつけられて、夜なべしてなぜなぜ分析のPPT資料を作らされる業務委託社員みたいで心が痛む


限界集落民つーか正しくは限界集落民ファンの自分としては神話の森で女と63人の仲間が出てきた時は個人的に口角が上がってしまった


あと毎回思うんだけど主人公はニーアなの?ニーアじゃないの?以前作中や公式では名前がニーアとは一言も触れていないみたいなツイートを見かけてニーアと書きかける度にウッ!となって、ここまで主人公と書いてきたけど、主人公は主人公で魔王なのかレプリカントなのかわかりずれぇしそもそもあいつがニーアじゃなかったらニーアって一体誰なんだよ!


マジでとりとめがなさ過ぎて収拾がつかなくなってきたのでここら辺で終わります。こんなロクでもない拙文にお付き合いいただきありがとうございます。ダジャレ書き忘れた!