大学病院の使命は,3つの柱に象徴されるって,かつてあるOBの教授がいってた.
その3つとは,臨床,研究,教育のこと.
大学教授はこの3つに長けているものが勤めるのであるって,いうのがいつものお言葉.
このような高潔な人材を選挙で選ぶわけです.
学生時代に,○○科教授選考会の結果と題した張り紙が張られていたけど,大変な過程を経て選ばれたんだろうなぐらいにしか思わなかったね.
でもって,じゃ,実際どうなのよって思ってました,医局になってからは・・・.
そのチャンスがいよいよ巡ってきて,自分が医局に所属して初めての教授選がスタート!
一応,教授選に参加するのも医局員の仕事ってことで,無理矢理テーマを当てはめました.
その現実を,なるべく事実に基づいて忠実に再現してみようかなっていうのが今回のテーマです.
(セリフは多少デフォルメしてるものもあれば,穏便な表現にしてあるものもあります.その点ご容赦を)
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
事態は教授選半年前から表面化し始めた.
医局では,教授選の予備選がそろそろだなーなどと噂する位で,一体どういう展開になるんだろうって内部にいる医局員でさえも詳細は不明のまま日は過ぎていった.
そんななか,まず,動き始めたのが医局同門会長.(同門会っていうのは,医局から指示された派遣業務から離れたいわば,OB会のこと)
現役医局員から人を選ぶかというより,自分がイイと思っている人を推薦するって言い始めた.某地方国立大学の助教授だったんだけど,一年前から根回しを開始していたとのこと.
「へー,そのセンセ,教授になったら,我々をどうすんですかね?」
なんて悠長なこと上にいったら,「バカ,それをどう阻止するか考えるんだろうが」と先輩からお叱り.
えっ,そうなの?みんな,同門会長にはひれ伏してたじゃない?えっ???
と,?の連続が続く.
どうやら,現役医局は別の手を探っているらしい・・・.
末端の我々には知る由もない画策が進行していたのを知るのは,本選に突入してからだった.
そんな話をしてまもなく,医局の助手の先生から,医局員全員召集の電話が.
「欠席は認めない,絶対に出席するように」と,なかば脅しの電話で,「ハイ」という選択肢しか選ばせてもらえず,電話は切れた.
で,その現役の医局会.開口一番,その助手の先生は
「医局としては,助教授を推薦していく」と,声たからかに宣言された.それに対して異議があるかどうか投票しろってことで,医局員の約8割が賛成票を投じた.
残り2割は医局出身の別の先生を推薦してたが,まさか,これが後々の伏線になるとは,そのときはつゆ知らず.一見,なごやかな雰囲気のまま医局会は終了した.
そのまま行われた教授予備選の結果,驚くことが・・・
何と選ばれし候補者は2人.一方は本院の助教授,もう一方は分院で教授をされている先生.
しかし元は同じ医局の同士・・・.
オマケに,分院の教授は,先に行われた現役医局会で2割の票を獲得したお方.
心憎い演出でもこうはいかないだろうなっていうぐあいで,現役医局は大きく揺さぶられたのでした.
「なんか,とんでもない方向へすすんでるな~」皆でそんな話をしながら,ふと予備選の結果を告げる掲示板をみると,先の助手の先生が鬼の形相でみつめている・・・.
(いやな予感・・・)
誰もが,このセリフを口にしないまま,同じ気持ちで助手の先生を見ていた.
・・・後編へつづく.
その3つとは,臨床,研究,教育のこと.
大学教授はこの3つに長けているものが勤めるのであるって,いうのがいつものお言葉.
このような高潔な人材を選挙で選ぶわけです.
学生時代に,○○科教授選考会の結果と題した張り紙が張られていたけど,大変な過程を経て選ばれたんだろうなぐらいにしか思わなかったね.
でもって,じゃ,実際どうなのよって思ってました,医局になってからは・・・.
そのチャンスがいよいよ巡ってきて,自分が医局に所属して初めての教授選がスタート!
一応,教授選に参加するのも医局員の仕事ってことで,無理矢理テーマを当てはめました.
その現実を,なるべく事実に基づいて忠実に再現してみようかなっていうのが今回のテーマです.
(セリフは多少デフォルメしてるものもあれば,穏便な表現にしてあるものもあります.その点ご容赦を)
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
事態は教授選半年前から表面化し始めた.
医局では,教授選の予備選がそろそろだなーなどと噂する位で,一体どういう展開になるんだろうって内部にいる医局員でさえも詳細は不明のまま日は過ぎていった.
そんななか,まず,動き始めたのが医局同門会長.(同門会っていうのは,医局から指示された派遣業務から離れたいわば,OB会のこと)
現役医局員から人を選ぶかというより,自分がイイと思っている人を推薦するって言い始めた.某地方国立大学の助教授だったんだけど,一年前から根回しを開始していたとのこと.
「へー,そのセンセ,教授になったら,我々をどうすんですかね?」
なんて悠長なこと上にいったら,「バカ,それをどう阻止するか考えるんだろうが」と先輩からお叱り.
えっ,そうなの?みんな,同門会長にはひれ伏してたじゃない?えっ???
と,?の連続が続く.
どうやら,現役医局は別の手を探っているらしい・・・.
末端の我々には知る由もない画策が進行していたのを知るのは,本選に突入してからだった.
そんな話をしてまもなく,医局の助手の先生から,医局員全員召集の電話が.
「欠席は認めない,絶対に出席するように」と,なかば脅しの電話で,「ハイ」という選択肢しか選ばせてもらえず,電話は切れた.
で,その現役の医局会.開口一番,その助手の先生は
「医局としては,助教授を推薦していく」と,声たからかに宣言された.それに対して異議があるかどうか投票しろってことで,医局員の約8割が賛成票を投じた.
残り2割は医局出身の別の先生を推薦してたが,まさか,これが後々の伏線になるとは,そのときはつゆ知らず.一見,なごやかな雰囲気のまま医局会は終了した.
そのまま行われた教授予備選の結果,驚くことが・・・
何と選ばれし候補者は2人.一方は本院の助教授,もう一方は分院で教授をされている先生.
しかし元は同じ医局の同士・・・.
オマケに,分院の教授は,先に行われた現役医局会で2割の票を獲得したお方.
心憎い演出でもこうはいかないだろうなっていうぐあいで,現役医局は大きく揺さぶられたのでした.
「なんか,とんでもない方向へすすんでるな~」皆でそんな話をしながら,ふと予備選の結果を告げる掲示板をみると,先の助手の先生が鬼の形相でみつめている・・・.
(いやな予感・・・)
誰もが,このセリフを口にしないまま,同じ気持ちで助手の先生を見ていた.
・・・後編へつづく.