末っ子の愛ちゃんが、年長さんだった頃のお話～～
四年前の年明けの休日に、小学校に入る前の準備をそろそろしようと、愛ちゃん1人を連れてランドセルを買いに行きました
デパート商品券がたくさんあったので、そごう へ行ったの。
デパートって滅多に行かないから、普通に普段着で行ったんだけど、
絵画の展示会が開催されていて、皆様お洒落な感じで～～～
うちの愛ちゃんなんかジャージみたいの着て、髪の毛も適当に結んで、なんかちっちゃいポーチみたいの首からぶら下げてるし～～～
居心地の悪さを感じながらも、さっさとランドセルだけ選んで帰ろう～って３人で選んでおりました。
色々なブランドのランドセルが沢山並んでいて、愛ちゃんの目もキラキラと
選ぶのが楽しそう～～ピンクがいいかな？
あっ
この刺繍可愛いね～
あれこれと悩んでいました。
そして、私達と同じ様にランドセルを選ぶ親子が……
見ると、おじいちゃんおばあちゃん、お姉ちゃんに弟…と、家族総出で選んでいました。
お姉ちゃんと本人は、これから発表会かな
と、言う様なレースの可愛いワンピースを着て、ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんもこ綺麗な格好で。
その家族はあまり悩む事も無く、あっという間にランドセルを決めていました。
見ると、なんと
1番高い８万円
１０万円だったかな…まぁ、どっちでもいいか
とにかく、ランドセル売り場で1番高いランドセルを即お買い上げ～～～
おお～～～～
あれ買うんだ～～～
さっきちょろっと見たけど、刺繍が凄かったの。ランドセル全体に刺繍が入っていて、豪華な…でも管理が大変そうな物だった～～～
でも、あれを即決で買うなんて～～
世の中にはゴージャスなご家庭があるもんだなぁ～～
なんて、ちょっぴり羨ましくもあり、別世界の感覚もあり……
あ、そのお支払いは勿論、じじばばがしておりました
まぁ、色々なご家庭があるからね、うちはうちで選びますかっ
って気を取り直してランドセルを選んだよ愛ちゃんはピンクの、横にハートの刺繍が入っているものを選びました
あ、もちろん庶民的なお値段の物を選んでくれていました（笑）
さて、支払いは商品券で…
って出そうとしたらね、
愛ちゃんが、嬉しそうに、
首からぶら下げていたお財布から５００円玉を出してね、
これで買える
その５００円玉はね、お店に居る時に
お客さんが飲みに来てね、愛ちゃんが
こんにちは～
って挨拶したの。
そしたら、おじさん喜んじゃって、愛ちゃんにお小遣いをくれたの
愛ちゃんが
おじちゃんに貰った～～
って言うから、１００円位かと思ったら…
５００円～～～
愛ちゃんがご挨拶、ちゃ～んと出来たから、おじちゃん嬉しかったんだね。
これでアイスとかジュースとかいっぱい買えちゃうよ～
良かったね～～～
って褒めてあげたの。
愛ちゃんは嬉しそうにその５００円玉を大切にしまっていました。
私が、
何でも買えちゃうね～～
って言ったのを覚えていたんだね
ランドセルも買えると思ったのです。
店員さんが笑顔で
偉いね～
自分のお金で買うのと、声をかけてくれました。
もちろん、全て商品券で買って、５００円は愛ちゃんのお小遣いとなりましたが、
あの時の愛ちゃんの
照れくさそうに、
でも嬉しそうに、
５００円玉を出していた姿は
私の心の中の宝物になっています
子どもの純粋な気持ちが
大人の荒んだ心を綺麗にしてくれる
一生忘れない思い出になったのでした。
きっとこの先、愛ちゃんの反抗期を向かえても
こうゆう小さな幸せを思い出して
乗り越えていくんだろうなぁ
と、またまた1人でウルウルとして
さぁ、９月も頑張りましょう
と自分に喝を入れた夜なのでした～
何気ない日常が1番の幸せな思い出なんだなぁ～～～
皆さんの小さな幸せの思い出はなに
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