田中好子(スーちゃん)が天国に旅立たれて2週間ほどたちましたが、今までのアイドル・女優としての活動はもちろんのこと、テレビで流されていたご本人のメッセージを聞くと本当に立派な方だったのだなぁと感銘を受けました。
もう、10年以上前のことですが、叔父が60才を過ぎてすぐにガンで亡くなった時のことでした。
叔父は中学を卒業して、すぐに仕事を始め、最終的には自分1人に家族が手伝う規模の自営業をされていました。その傍らで得意であった空手を地元の小中高校生から大人まで教えており、家に遊びに行くと常に誰かが遊びに来ていた記憶があります。
体が屈強で空手の師範までしていた叔父があっという間に亡くなったことにも驚きましたが、葬儀を手伝った際、その参列者の多さに驚きました。大会社などに務めたこともない叔父へ「形式的に取引企業の付き合い」として来ている参列者はおらず、多くの方は仕事とは関係のない地元の方々や空手を教わっていた学生たちでした。その学生たちは中には茶髪や化粧など空手にはそぐわないような生徒たちもいますが、彼らは皆、叔父の死を心から悼み泣いて悲しんでいました。
「いつも冗談を言って面白い叔父さん」というイメージしか持っていなかった叔父に、この時はじめて人格者の一面を見た気がしました。
その時に「人の格は学歴でも、職歴でも、財産の量でもない。人の格は死んだときに決まるんだな」と思いましたが、今回の田中好子さんの訃報にふれて同じことを感じました。
自分も、その時には、このように死にたいものです。
遅れながらご冥福をお祈りします。