バリアフリーツーリズム【2013年7月】 | いおく美里です!

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前県議会議員のいおく美里です!

■所属委員会の変更
6月議会最終日に、所属委員会の改選が行われました。

常任委員会は、2年間所属した経済労働委員会から、
文教くらし委員会に変更になりました。

特別委員会は、2年を任期とし設置されます。
この度新設された、
エネルギー政策推進特別委員会の委員長を拝命し、
就任をいたしました。

■奈良観光の課題
観光では「おもてなしの心」 を持つことが大切ですが、
大 仏商法で、お客様目線が足りないと課題とされてきました。

私は、「おもてなしの心」の 具体化の一つが、
バリアフリ ーであると考えます。
奈良に は、障害を持った方、お年をめした方も多くこられます。

県では
平成7年に「奈良住 みよい福祉のまちづくり条 例」が作られ、
「障害者高齢者 等の行動を制約する障壁が取 り除かれ、
すべての人々が自 らの意思で自由に行動し、
安 全で快適な生活出来る地域社 会の実現を目指す」と理念に 歌われています。

観光立県の奈良県は、
住民目線だけではなく、
障害を持った方も気持ちよく過ごして
頂けるような施策を行う事が
必要であると考えます。

もちろん、
障害をもった方 がすごしやすい町を作ること は、
高齢化社会を迎える中では
誰もがすごしやすい町を作 ることになります。

■バリアフリーツーリズム
「障害のために諦めた事は何か」という調査によると、
旅行がその第1位に上がっています。
これまで外出を控えられてきた方が奈良にお越しいただけるとなれば、
奈良の観光はますます盛んになるのではないでしょうか?

すでに取り組みが始まっている交通インフラの整備や施設の改修などで、
移動を楽にする等のハード面での取り組 みだけではなく、
「見る」「食 べる」「泊まる」といった、
シチュエーションに応じた対 応を行うことが必要です。

「食べる」ということ一つと っても、
お店に入ることがで きるか?
というハード面もも ちろん大切ですが、
テーブル は車いすで付けるか?
咀嚼に 困難を感じておられる方への 提供はどうするか?
スタッフ の心構えはどうあるべきか?

ハード面、ソフト面両面での 取り組みが必要です。

「見る」というシチュエーシ ョンにおいては、
ハード面に おいても観光の目玉である
寺 社・仏閣における対応をどの ようにするかはまだまだ課題 ですし、
NPOやボランティ ア団体との連携も必要です。

■一層の情報の発信を
県では、バリアフリーマップが作成されていますが、
あまり周知されていません。

来られる前、来ていただいてからも、
いかにわかりやすく提供するか一層の努力が必要と考えます。

障害のあるなしに係わらず安心して気持ちよく観光して
もらえるバリアフリーツーリズムやユニバーサルツーリズムを
推し進める施策を行うことは、住みやすい町を作り、
奈良の観光ポテンシャルを向上させることにつながると考
えます。

奈良県バリアフリーマップはこちら