CERN サマープログラム 3/4
09.08.2024晴れSilicon Photomultiplierのテスティング。^セットアップ室温下での測定は完了する。まともなデータが取れる。^黒線の信号をトリガーにかけ、SiPMからの信号を選択する。ここでは5つ検知されている。それでも4Kまで冷却した時の信号は室温と比べて桁違いに小さくなり、外部のノイズに埋もれてしまったので、そのノイズを減らすために部品を取り替えたり移動させたりと工事する。組み立てたセットアップを何度も分解して再構築していると、一見綺麗にまとまったセットアップでも正解とは限らないことを思い知らされる。あと2週間で終わるのだろうか。ノイズと闘っていると、PhD生がノイズ対策にはこれが良いと参考書を紹介してくれる。この本は怖い教授の本棚から取ってきたので、君が返してねと冗談を言ってくる。旅行仲間のsummer studentたちに誘われるままに、数人のグループでリュックを背負いスイスの各地を旅行する。InterlakenやGrindelwald、Montreux、Lausanneなど。高地の草原道を歩いたり、レマン湖に面したワイン畑を歩いたり。絶景の中を歩いていると、本当に現実なのだろうかと疑ったりする。^レマン湖^Grindelwald^ワイン畑。そんな楽しい日もあっという間にすぎて、旅行仲間は僕より早くインターン期間を終え、一人、また一人と国に帰っていく。^CERN.いつも旅行に誘ってきた女の子も帰国する日が来たらしく、帰国前日の夕方に手紙を書いて渡してくれる。丁寧な字体で、気持ちが素直に綴られている。...When I was studying in Taiwan, I seldom went on a trip on weekends, because I always had some stuff to do. So in these 8 weeks, I decided to visit at least one place every week. …On every trip, I always thought what is the meaning of the trip. Because when we visit beautiful places many times, we will get used to it and won’t feel surprised anymore. But now I think, maybe the most precious thing is that we do something together. It matters more than the places we go. …それ以来、この手紙が目に留まる度に、彼女たちとスイスを歩くことはもう二度とないのだと思い起こさせる。手紙はスーツケースにしまい鍵をかける。今まで本当に楽しかったけれど、いつまでもこんなことをしていられない。厳しい大学院はもう目と鼻の先にある。