今日から週末まで娘は学校おやすみ。

体調不良の原因として、免疫抑制剤が合わない可能性を医師から伝えられたが、
今週末までは、薬が体内から抜けないそう。

だから、週末の検査まではおとなしく休むよう指示があった。

所用があって長く出かけた帰り道、
田舎の県道の信号待ちで、
娘がポツリと言った。


ずいぶん長いなぁ。


ちょうど、道の脇に斜めに支える電柱があったので、そのことを言っているのかと思った。

電柱のこと??  と聞くと、

違うよ、生きて行く時間だよ。

と、娘がぼんやり言った。


そうだねぇ、長いねぇ。
でもね、人生は楽しいよ。
色々なことがあって、アトラクションみたいだよ。

私がそう返すと、




でも、、生きてるって疲れるじゃん。


‥‥まだまだ、長いなぁ。




独り言みたいに、ぼんやり言ってた。



そして、また、


今度生まれ変わったら男の子になるから、
そしたらお嫁さんにお母さんを生んでもらうよ!
お母さんも男の子になって、あたしの赤ちゃんになるんだよ!



楽しそうに話してた。



私は深く考え過ぎだな。きっと。

でも、生まれ変わったらなんて話を今からされると、胸が締めつけられる。



そうだね。
いつもずっと一緒ね!
でも、今はこの体が魂の乗り物だからね。
大切に大切にしようね。
この体がなければ出来ないことや感じられない事ががあるんだよ。
お母さんもあちこち痛くて、自分の体をポンコツな体だと思っていたけど、
この体を大事にしなきゃ罰当たりだなって、今は思うんだよ。大事にしようね。


そう伝えた。


死は、怖いものではないはず。
全員に漏れなく訪れるし、今までも全員そうしてきた。

でも、やはり怖い。
娘の死なんて考えたくもなくて、
目を背けて、心に厚く蓋をしてしまう。

そんな想いが、余計に引き寄せると分かっていても、どうしても受け入れて考えられなくて。

何か、黒くて重い鉛の塊が胸いっぱいに詰まっているのを隠して生きているような。


何を書こうと思ったのか。

とにかく、とても重く、現実を見るのが嫌だ。

私は、本当に愚かで、
口ほどにも無い人間だと、毎日思い知っている。