短期間の内に初代GD-1と二代目GE-6を乗り比べ出来たので…
初代フィットは2002年の年間販売台数250,790台で、カローラが33年間守って来た1位の座を奪取した歴史的車です。
SLKより短い車長で大人5人と荷物を運ぶ車、その前に流行ったオデッセイからの乗り換えが多かったようです。(子どもが手を離れそれほど大きくなくて、維持費も安い)
世界初の量産CVT?(確かオランダから部品を調達していたため量産体制が出来なかった)でしたが、キックダウンがワンテンポずれてブレーキに依る減速に頼らなくては行けないので、停止するのに少し違和感がある。
フラットな乗り心地は良いのだが、段差をこえる時の上下動が大きくてピョコピョコ。発売当時の自分は良いなと思った事があるが、今このクルマを乗った感じでは落ち着きがなくて疲れる感じ。近距離でさえそうなのだから長距離はもっとダメだろう。なにせ操作系が全て軽過ぎる。軽いが故微妙な調整をしなくてはいけずハーフアクセルを保つのが大変。そんな感じである。
それに比べて、二代目フィットGE-6は、初代GD-1のネガを潰して来た感じが大。
デザインは初代を踏襲しながらサイズアップ(日本車のモデルチェンジの常)。
減速時のキックダウンが入って来たので断然乗りやすくなっている。
お勧めはGE-6の二代目である。
両者ともモデルサイクルの短い日本車の中では6年と云う普通の1.5倍の寿命を長らえた車で、それだけの価値があった様です。
三代目フィットは2013-2017と4年間でモデルを変えてしまった。
確かにアクアと云うトヨタブランドの燃費の化け物、低い維持費のイメージの軽自動車の両横綱の狭間で行き場をなくしてしまった感のフィット、四代目で起死回生が出来るか?
良い物を作っても、人が飛びつく何かがないとなかなか難しいのだろうなぁ。


