空冷ポルシェ第一弾の996型はLLCのエクスパンションタンクが経年劣化でだめになるケースが多発している。
その際にLLCの補充が必要となるがこれが大変厄介である。

996の冷却水路は,エンジン位置および水平対向であるとの特殊性から,水平に長く,アップ・ダウンが多く,パイピングが複雑で,空気溜まりになる場所が多いためエアを噛みやすく,エア抜きは大変である。

ラジエターも3つある。
左右のフロントインテークにエンジン用がそれぞれ1つ。

そしてティプトロニックようにセンターに1つの合計3個のラジエターが設置してある。


補充でさえ素人が手を出してはいけない禁断の個所のようだ。

機材、経験の事を考えればポルシェセンターの工賃は高くはないと思える。

オーバーヒートやヒートスポットでエンジンブロックの歪み等が発生すればエンジン交換も視野に入れなければならない。

エンジン代だけで250万円は掛かるそうだ。