橋のらんかんから見た海側の様子。残った家や木があるけど、
あらかた流されちゃってますね。
浪江の海側の農地はこんな感じです。
多少は片づけてあるけど。
日光の戦場ヶ原のように、
国破れて山河ありって感じの風景。
2年前まで田んぼだったところに、
津波の後、シロツメクサ(クローバーの花)が咲いて白く見えます。
陸に上がった船の下に、土を詰めたフレコンバッグを入れて船体を浮かせてあるけど
船が重くて、フレコンバッグが割れちゃってます。
白っぽいフレコンバッグは、紫外線対策をしてないやつで
除染に使われるのは、黒い紫外線対策をしてあるやつだけど、
この写真を見る限り、
フレコンバッグを何段にも上に積み重ねるのは危険ですね。
バッグが破れて汚染土が流れ出てしまう・・・
最後の写真の白い花は、カラーと言う名の花です。
水芭蕉に似てます。
むかーし、十日市でおばあちゃんに球根を買ってもらったので、
名前を覚えました。
これは海から100メートルくらいのところに咲いてたけど、
地中で球根が生き残ったのか、
球根ごと流されてきて根付いたのか、
どっちかなあ。
津波で亡くなった人のなかで、
僕にとっては一番近しい人が発見された辺りに咲いてました。
最近行ってきた、サマースクールの卒業試験の日、
同じ、白いカラーの花を、同じような荒れ地で偶然見つけて
涙と、武者震いがおそって来たけど
『うん、合格間違いなし!』
って勇気づけられました。
1人で、浪江の、その場に立った時は
言いようのない怖さがあったのですが、
http://ameblo.jp/1081t/entry-11550263742.html
違う土地で、同じカラーの花を見たとき
ちょっとは供養になったのかなあと思えて、
良かったです。