爆笑問題の福島入門 | 浪江のニガヨモギ

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福島第一原発から10キロにある実家を離れ…

昨夜のNHK、爆笑問題の福島入門を

途中から見て思ったこと。

やっぱり、

社会問題から「何かを語る」ということは

二の次だと思いました。




原発事故に限らず

今、福島第一原発で働いている人

水俣病の未認定患者

沖縄の基地

その他の社会問題の被害者等々



明らかに

相手方が故意で悪い行為をして、

被害をこうむっている(マイナスの)状態が長く続いているに

その指摘に時間を割かないで、

「想いを語る」

のに時間をかけるのは

順番が違うのではないかと。




ものすごくマイナスの所に置かれた人を

ゼロに戻すことが第一であって

そのマイナスからゼロに戻す作業に

理想とか哲学とか、個人的な想いは関係ない。



いろんな番組で

被災地や福島を語ることは、たぶん、いいことですが、

でも、想いを語ることで、

センチメンタルになってしまい

客観的な不正義や、客観的なマイナス・被害がぼやけてしまう



加害者や権力者に気を使って

「ぼやけさせよう」とする人が

制作側にいるのはわかりますが、


文化人や一般人も、

意図せずそうしてしまってる事が多いかと思います。