再雇用の給料表を見た夜、体を削る働き方だけは無理だと思った
定年説明会の帰り道、
カバンの中に入れた封筒が、やけに重く感じました。
中に入っていたのは、再雇用の給料表。
今よりずっと少ない数字を見た瞬間、
胸の奥が、すっと冷えました。
長く勤めてきた会社です。
波風を立てず、頼まれた仕事は断らず、
ここまでやってきました。
それなのに、これから先は、
同じように働いても、生活の余白だけが減っていく。
副業を調べても、
「スマホで簡単」「誰でもすぐに稼げる」
そんな言葉ばかりが並んでいました。
でも、この年齢で失敗するのは怖い。
かといって、体を削る仕事をもう一つ増やすのも怖い。
あなたが臆病なわけじゃないと思います。
ただ、再雇用だけに頼る不安と、
怪しい副業への不安の間で、
一人で立ち止まっているだけかもしれません。
必要なのは、勢いで始めることではなく、
これからの働き方を、先に見直すことでした。
