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ふぁふにーるのゲームレビュー

ゲームレビューを書いています。基本的にネタバレはしない方針。

トロ


天使憑きの少女



プレイ状況:トロフィー100%達成済み



評価 E 40点 



2006年にWindowsソフトとして発売されたアドベンチャーゲームのPS vita移植版。
DL専用ソフト 1800円


1800円という低価格や、ストアのスクリーンショットを見る限り地雷であることは予想できたのですがあえて踏んでみました。




ストーリー:

……いやー、普通につまらなかったです(苦笑)
クソゲーってわけでもないのですけどね、ただただつまらない。
メリハリが無くて盛り上がりに欠ける。

ギャグシーンがクスリとも笑えない。
シリアス重視のシナリオだったから別に無くても良かったと思うのだが。
おまけシナリオも面白くもなんとも無いのが辛い。

ストーリーは4章に分かれていて、伏線なども綺麗に回収されて終わったのは好印象。
でも伏線回収しても「ふーん」で済んでしまうような展開だったのが……。
お話自体は綺麗にまとまっていたので悪くはなかったです。
面白くはなかったけれど。




サウンド:

OP曲とED曲がボーカル入りで入ってたのには少し驚いた。
個人的にはあまり好みではなかったけれど。
そのほかの曲の質は金額から推して知るべし。

いい曲が、気に入った曲がなかったというのならまだ良かった。the angel of death という曲が見せ場で流れるんですが、これのボリューム調整がおかしく、音声がほとんど聞こえなくなってしまうほど五月蝿い曲でかなりイライラしましたね。
しかもオプションで調整できないから余計に辛い。




システム:
なんとオプションがありません。


メニューを開くとこの画面が出るだけで、テキストスピードの変更や、キャラの音声オンオフや、BGMの音量設定や、オートモードスピード設定なんかは変更不可能です。
天使憑きの少女はvitaの前にitunesでも配信されてたらしいのでそれの流用でしょう。
操作感自体は悪くはありません。
片手で操作もらくらくです。
しかしオプションいじれないのはあまりに痛い。
こういうところ手を抜いてほしくなかったな……。
オプションいじれなくてもテキスト瞬間表示なのが唯一の救い。




グラフィック:

金額相応――と思ったよりもCGの数は多いです。
その代わり(?)立ち絵の差分はまるで無いので覚悟しましょう。
グラフィックレベルは同人かと思うほど。
昔のゲームだからかと思ったのですが、2006年ってもっと綺麗なグラフィックのゲームもいっぱいあったような……。


発色自体は素晴らしく良い。流石vita。





まとめ:

いいところよりもダメな部分ばかり目に付く一本。
ストアの評価は高め(2013年2月12日、評価79件、4.82(ほぼ5つ星))だったので最後まで頑張ってプレイしてみたのですが、なぜこんなに高評価なのか首をかしげるだけの結果になりました。
長さはそれほどでも無いのでトロフィー欲しい人にはまぁアリなんじゃないでしょうか。
どうしてもvitaでノベルゲーをやりたいのであればアーカイブスでかまいたちの夜とか買うのをオススメします。