過去にあんなふうにしなかったなら、今はもっとうまくいっていたに違いない。こう考えてしまうのは、ごく自然な心の成りゆきかもしれません。
確かに、過去のある時点での出来事が、落ち込んだり楽しくなかったりする今の気分の原因になっているといえる場合は多い。でも、よく考えてみると、「今、後悔している自分」「いまだに過去にこだわっている自分」こそが、その「楽しくない現実」の本当の原因とは言えないでしょうか。
例えば、同じ日に同じ失敗をした2人の女性がいるとします。それから1か月後の今日もまだ、そのことにこだわっているA子さんと、一応あれは過去のこと、と5日でふっきれたB子さんがいるとして、この25日間の差を、あなたはどんなふうに考えますか。
A子さんのほうが誠実で正直な人かもしれない。でも、30日間もそれにこだわり続けたところで、その失敗がなかったことになるわけではありません。
それどころか、その1ヶ月をクヨクヨ過ごしてしまったことが、すでに「過去」になっているわけです。一方B子さんのほうは、いち早くそれを1つの教訓として、次のステージに向かうことで、クヨクヨやこだわりを克服することができました。
このように、過去の同じ失敗を大きくしてしまうのも、最小限で済ますのも、すべてその後のあなたの考え方や態度次第なのです。
クヨクヨの鎖は早めにほどいてしまいましょう。
それには、何か「きっかけ」を作ることです。例えば、ヘアスタイルを変えてみる。新しいハンカチをおろす。マニキュアの色を変える・・・・・・。自分に半日だけの休暇をあげて、小さい旅行をしたっていいのです。歩きやすい靴に履きかえて、前から行ってみたかった場所へ行ってみましょう。きっと楽しいことに出会えることでしょう。