今回は売却を考えて
測量をして貰っている最中の
一昨日、実家に行ったら
測量士と不動産屋さんが顔を見合わせながら
「これは…」と絶句していた。

私も頭を突っ込んで図面を見る。
「想定はしていが、ここまでとは… エグいな」と。
何がエグいかと言うと
相当の土地が、隣(裏)のアパートの敷地に取られていたのだ。
うちの土地は1/6くらい減っていた。
(まだ計り出したばかりで正確な寸法は出ていないので後日聞くことになる)

でもね
その図面は、10年20年前の話どころではないのだから
今さらどうしようもない。

ただ悔しいのは、その取られた土地の部分の固定資産税は、ずっと両親が支払い続けていることだ。今も。

毎年届く固定資産税通知書には所有地の広さも書いてあるが
測量で実寸と違ったときに自分で届け直す必要があったのだろうか。

実は両親は、ずっと怒っていたのだ、この辺り一帯の土地を持っていたその地主に。
土地を取られているの知っていたから。
「こんなに少ないはずがない」と何度も聞かされていた。

でも素人は無知だ。
測量の際の承諾の印鑑の意味をわかっていなかったのだろう。
納得しなかったなら押印しなければ良かったのだ。

多分、地主が土地を乗っ取った後に測量をさせている。
先に工事をして盛り土とコンクリートで塀を作ってから、
測量をさせたのだろう。
そこはアパートを建てていて駐車場にしている部分。

今回の測量を目の当たりにするまで
父の言うことが本当だとは実は思っていなかった私。
随分昔、夜中に怪しい行動をされていたと怒っていた父。
悔しかったのだろう。

相手は大地主。
勿論今は世代交代して、その息子たちが管理しているりだろうけど、私とは全く面識がない。

数十年も前の話で、今さらどうしようもないのは
そういうこと。

土地を取られた上に、税金まで払っていたとは。

昔は、きっとそういうことはあちこちであったのだろうと思う。
実寸と違うことはよくあると聞いていた。
ただ、ここまで酷いのはなかなか無いようだ。

そう、今さらである。

今後は、測量法で世界基準ができたのだから、
もう計り直すことはないらしい。

固定資産税の税金は、こちらで計算するものではない。
これも過去5年に遡って修正が出来ないものだろうか。
他の税金のように。

きっと何十万、下手をすれば100万越えのお金が返ってくる金額だ。

こういうことを進める度に
人間不信を感じてしまう。