そもそもが産まれからして悪運があった。

一族存亡の危機にある家に出来てしまった恥かきっ子。母の極道の兄が子供が出来ない妹の為に、借金のカタに俺を貰い受けてきたー。

超未熟児で生まれた赤子で、そんな家に居て助かる方がおかしいのに、母に助けられた。

その俺の命の恩人であり、自分の妹の行く末を「頼むぞ、あとは…」と言い残した極道の叔父にも、全くもって約束を反故にしたー。


いつもいつも自分が窮地になると、どこからか救いの手が伸びてくるのだ…


22歳の頃だったか、当時流行ったQツーだったけ?エロ通信のやつ。80万も使ってたらしく請求きて真っ青なってたら、友達が競馬で100万勝ったからと肩代わりしてくれた。

その後、10万ぐらいしか返してないまま、音信不通でもう30年になる。やはり恩義を返さないロクデナシである。

30代には2度の任意整理。2度も借金まみれになり、クビが回らくなった。それぞれ、こんなクズの為に奔走してくれたり知恵をくれる人が居て、またもや生き延びた。

その方々にも、喉元過ぎればなんとやら、勝手な我儘で反目しては去っている…クズにも程が有ろう。




そして今回、大家さん、不動産屋、ママさん、事務所ジィ、友達…皆に救われて、またもや生き延びようとしてるー。

こんな極悪で非道で駄目人間など裁かれてしまえばいいのに・・・

 3度目の正直も超えた正直になるー

生かされる不思議を享受してる人生のまんま終わっていいのか。万分の1でも応える人生に進みたい。

 今回ほど、真剣に思ったことは無いー

  時間がそんなに残っていない事もあろう。

次もその次もある年齢では無くなったのだー。




我が街から駅へ向かう坂道を登りながら、そんな事ばかりが頭を過ぎった。

運を使い果たすだけで何もせず終わる人生

     それだけは逃れたい、応える人生を今こそ。