「お前に嫉妬とは何かを教えてやる
己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、
自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。
一緒になって同意してくれる仲間がいれば、さらに自分は安定する。
本来ならば相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。
しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。
芸人なんぞそういう輩(やから)の固まりみたいなもんだ。
だがそんなことで状況は何も変わらない。
よく覚えとけ。現実は正解なんだ。
時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。
現実は事実だ。
そして現状を理解、分析してみろ。
そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。
現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。
その行動を起こせない奴を、俺の基準で馬鹿と云う。」
(TBSドラマ「赤めだか」より引用)
立川談春さんが師匠の談志との日々をモチーフにして書いた「赤めだか」の中の一節です。コレを読んだときは、ホントにそうだと思った。
〜現実は事実だ〜
それ以来、この言葉を座右の銘の様によく自分に言って聞かせてきた。
その現実を鑑みて、どうしようか生きようかと逡巡してきた気がする。
ここ数年のことではあるが。
自分で言うのは変だが俺はあまり嫉妬心でメラメラってのは少なかった気がする、嫉妬すれば何とか追いつけ追い越せ〜の方にシフトするタイプだったから。
ただ俺はこんなヤツの風下に立つのは嫌だ!常にこういう感情が支配してた。
子供の頃に読んだ「風雲児織田信長」に感化されて、木下藤吉郎に於ける信長の様な主君を常に求めてた。
だから気に入らない奴の風下に立ってるのは時間の無駄とも思ってたし。
何せ自分の基準で経営者だろうが年長者だろうが判断して認めなきゃ露骨に嫌いオーラを出すのだから、始末に負えない馬鹿だった。
実際、アンタみたいな経営者の下で働くのは屈辱だ、職場はここだけじゃない!などと啖呵を切っては仕事放棄したりしたこと数知れず…そりゃあ出世なんかするわけがない(笑)
そのくせ自分には寛大と正にクズ以外の何者でもないのだからー。
その頃の座右の銘は武士は食わねど高楊枝であった。
だが今は年齢もあり、現実は事実〜という言葉に傾倒したわけだ。


