おはようございます。
先日セッションをした方にとっても素敵なことを教えてもらったので共有します。
その方は、人が苦手だそうです。
特に大勢で集まることがあるとかなり気が滅入ってしまうとのこと。
自分だけ溶け込めていない感覚で、強烈な自己嫌悪に陥るので、職場の人たちとの飲み会やイベントごとは極力断っているそうです。友人2~3人との食事はさほど嫌ではなくむしろ楽しめるそうです。
で大勢の飲み会やイベントごとを、断ったら断ったで、自分だけ溶け込めていない感覚に襲われて一人で後で後悔するそうです。
たぶん自分のことを話してもわかってもらえない。
どうせ自分のことはわかってもらえない。
誰も自分のことをわかってくれようとしない。
こんな言葉がセッション中に何度も出てきました。
で、その方は、『大勢の仲間たちと無邪気に溶け込める自分になりたい』と言いました。
その人間関係を構築する力が向上すれば自分はもっと成長できて、これからやろうとしていることに役立つから、とのことです。
で、主訴が明確になったので塾のあるワークをしました。
ワークの終盤にさしかかると、急にペンが止まり、嗚咽が聞こえてきました。
僕はただ黙って、その方を見るともなく見ていました。
「ごめんなさい・・・。ごめんなさい・・・・。」
大粒の涙を流しながら謝ってきたので、僕は、
「大丈夫ですよ。気にせずに気が晴れるまで泣いてください。」
とだけ言い、数分待ちました。
するとその方が顔を上げてこう言いました。
「ありがとうございます。私、わかりました。なんでこんなに広く浅く付き合うのが苦手なのか。・・・私、ずっと深くつながってる人間関係があったんです。少ない人数ですけど、深くつながる付き合いの経験を何度も味わっているから、広く浅い付き合いが苦手だと感じていたんです。私、愛されていたんですね・・・。」
たしかこんな感じだったと思います。泣きながら、その方は一生懸命僕に教えてくれました。
その方は田舎の小さな町の出身で、クラスの人数も多くなく、放課後には学年関係なくみんなで仲良く遊んでいたそうです。毎日、毎日少ないクラスメイトをかき集めて、年上の人も年下の子もみんなが主役になるように様々な遊びをしていたそうです。
今思えば、そこで学んだのが、深いつながり・深い愛だったそうです。
僕も一緒に泣いてしまいました。
そうかぁ・・・。
深い愛を知っていたから、深い友情をたくさん経験してきたからこそのつらさだったんだね。
「私、わかりました。無理に人に合わせて、広く浅く付き合おうとしてたからつらかったんです。そもそも私が得意なのは、深い付き合いや深いつながりをつくることですから、そっちを大切にします。はじめは狭くてもいいから、自分が満足するような深いつながりをつくっていれば、いずれそれが広くなる、それだけですもんね。」
そうかぁ・・・・。
深い愛を知っていたから、深い友情をたくさん経験してきたからこそのつらさだったんだね。
そのつらさ・・・。
深い愛を知っていたから、深い友情をたくさん経験してきたからこそのつらさだったんだね。
その悩み・・・。
深い愛を知っていたから、深い友情をたくさん経験してきたからこその悩みだったんだね。
その苦しみ・・・。
深い愛を知っていたから、深い友情をたくさん経験してきたからこその苦しみだったんだね。
僕たちは、純度100%のやさしさを経験したことがあるから、些細な心ない一言に傷つくことが出来る。
僕たちは、純度100%の愛を知っているから、少しばかりの憎しみにおびえながら暮らすことが出来る。
僕たちは、純度100%の幸せを知っているから、不幸を嘆くことが出来る。
じゃあ、そのやさしさを、愛を、幸せを、心から全力でかみしめたことはあるだろうか?
感謝したことはあるだろうか。
そんなことを考えるきっかけをもらえたセッションでした。
ということで今日は、「幸せだから不幸を嘆くことが出来るのね」と言いながらポチ!いつも応援ありがとうございます。
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