「んっ？どうしたんだい、生徒くん。」
「なんかさー、よく『継続は力なり』とか言うけど、あれって本当ですか？」
「生徒くん、本当かどうかは自分で確かめてみるのがいいよ。何か継続してみたら？」
「いや、それがですね。何も続かなくて驚いてるくらいなんで先生に聞いたんですよ！」
「…なるほど。本当に何も続かないのかな？」
「うーん。そうですねぇ。続かないですね。英語の勉強も、ジョギングも、資格試験も、何も続かないです。」
「そっか。それって生徒くんに必要なことなの？」
「うーん…。だと思いますけどねぇ。」
「英語は？」
「いや、国際化社会だから必要でしょ！」
「ジョギングは？」
「健康管理ですよ！」
「資格試験は？」
「あったら再就職のさいに役立つかなぁーと。」
「そっかぁ。生徒くん、もし一ヶ月ジョギングを続けたら賞金八億円！だったら続けれるかな？」
「えっ？当然っすよ！つーかチョー余裕です！！まぁあり得ない話ですけどね。」
「へー。じゃあ三ヶ月以内に英語の日常会話をマスターできたら八億円！だとしたらどう？」
「絶対出来ますね。徹夜します！そして英会話スクールを８つぐらい掛け持ちで学びます！」
「へー。生徒くん。君は継続出来ないんじゃないみたいだね。」
「へっ？」
「君は継続出来ないんじゃなくて、継続する気がないんだよ。」
「はっ？何言っちゃってるんですか？初日に関してはやる気満々ですって！」
「ははっ。生徒くん。八億円もらえるなら出来るけど、そうじゃないなら出来ないのはなんでかな？」
「う…。なるほど…。」
「君は継続力が無いのではなくて、継続するための目的意識が足りてないからやる気が起きないんだよ。内的動機付けって言うんだけどね。」
「は…はい。ではどうすればいいですか？」
「まず、どんな結果が得られたら満足か？というゴールを決めること。ゴールがわからないと走るペースは決めれないよね？」
「はい…。」
「例えば英会話なら、日常会話をマスターする、でもいいね。」
「はい。」
「で、次に英会話をマスター出来たら自分にどんなメリットがあるかを考えるんだ。」
「は、はい。」
「ここでは想像しただけでワクワクしてたまらない！っていうものをたくさんあげたほうがいいね。八億円！みたいな感じでね。笑」
「は、はい。」
「で、ワクワクしてたまらない感情が、八億円！と同じくらいまで達したら、君はきっと継続せずにはいられないと思うよ！」
「なるほど。悔しいけど…わかりました。」
「で、君の場合は忘れっぽいから紙に書き出して毎晩眺めてから寝たらいいだろうね。」
「う…。悔しいけどわかりました。では先生もこの学びを生かしてもうちょっとこまめにブログを更新してくださいね。読書のみんなが待ってくれてますよ。」
「うっ…。(´Д` )」
