あんなに…長く感じたのは

初めてだった

視線を…

思いを伝えようとする

その手だけを…

ずっと…追っていた




泣けない…んだ




落ち着かなかったのは

纏った心の鎧を

外すコトに戸惑っていたから

それすら…

気づきもしなかったよ



それでも…

泣かせてくれたのは

「今。」…だった



アザだらけで…

醜くなっている心にでさえ

貴方は…

変わらず優しい



傷つけるな…と

ぶつけるのなら…

この俺に…だと

そんな声だけが…

心に突き刺さる



それでも頑なに…

握りしめた手を

ゆっくり…ゆっくり

開かせようとしてくれる



それは…

真っ直ぐ…

生きられてるんだね…私


よかった…