あの雨の日

差し出された手を

掴めなかったみたいに


途切れた糸を

結び合わせて

手繰り寄せても

言えないオモイだけが空を舞う



指に結んだはずの

あの…約束

左手を眺めてた


見えはしない

見えないからこそ

この想いの中でだけは

生きていられた…のに



云えずにいる想いを

そっと…打ち明けたのは

夜を越え

雲を押しのけ

傾けてくれた上弦の月



少し痛んだ指先…

空に浮かぶ途切れたオモイを

結び直してくれた

きつく…きつく

離れないように

離さないように

私が…間違えないように