誰もいない公園




砂場の山と飯事道具




風が蹴飛ばした小さなポリバケツ




崩れた砂山とその傍で
薄幸そうに佇む主をもたない猫




愛らしく揺れた春の花




裏腹にざわつく心




風が吹かなかったら‥‥




‥‥初めから壊れるものなんか無かったら
崩れようもなかった‥‥




そんなもんだ‥‥




初めから何かを想定するなんて出来ない




輝きだって
翳りだって
憂いだって
迷いだって‥‥
初めから知ってたら
怖くて進めない




知らないから行ける




知らないから行くんだ