23日(土)深夜のNHK ETVで、ETV特集の再放送が
やっていたので、録画して昨日見た。

要するに、日本が原子力というものを持った経緯や、その
歴史を、官僚や電力会社との会合の録音テープなどを交えながら
振り返っていた。

電力会社とズブズブな、NHKにしては、割と突っ込んだ内容
で、引き込まれる様にして見た

そもそも、もんじゅの高速増殖炉のスタートは、アメリカの
猿真似であった。

夢の核リサイクルシステムの構築を、アメリカが研究している
のを見て、そのまま真似たのが始まりだったのだ

そのアメリカが高速増殖炉のシステムは無理であると、さっさと
撤退して、軽水炉に変わっていったのにも関わらず、日本のクソ
官僚どもは、日本には無くてはならないシステムだと、継続し続けた

この判断が、今も続く、不幸の始まりだったのだ

そして、もんじゅ建設へと繋がっていくのだが、このクソ官僚ども
の傲慢さが出てくるのは、途中から話は安全保障の問題とも絡んでいき、
日本が核武装する為の技術を持つ為にも、この高速増殖炉システムは
撤退してはならないと変わっていった。

表向きには、非核3原則などと謳いながら、裏ではりっぱに
憲法違反な思想と行動を、堂々と行ってきた訳である

この国は、戦後ずっと、核武装を睨んできていたのだ

途中のオイルショックや、英仏などとの協調という追い風にも
乗り、高速増殖炉や核リサイクルシステムには、予算が年々多く
付く事となっていった。

しかも、高速増殖炉はプルトニウムを原発で使える燃料に変える
システムであるから、本体の高速増殖炉が建ってまもなく事故に
よって停止し続けても、プルトニウムはどんどんと溜まって行き、
国内で約20トンもの量にもなった

原発によって、溜まり続ける高濃度核廃棄物の処理場も、その
処理方法も確立されないまま、夢の核リサイクルシステムと、
夢の核武装というこの2点の官僚の悲願の為に、止める議論は
されないまま、ここまで来たというのが大体の本筋であった

やはり、核武装という安全保障を超えた狂気の沙汰な問題と、
原発は確実にリンクしていたのである。

そう見ると、アメリカの言いなりではなく、日本が独自に
核を持ちたいという意識で進めてきた印象は受けた。

それをアメリカは、常に警戒していたという事になる。

ただ、動き出したら止まらないという、官僚の狂気というか、
狂信する核リサイクルシステムの確立という図式は、はっきり
と見えていた。

ナトリウムという、扱いにくい物質での冷却など、どう考えても
無理…

もんじゅは、巨額の税金を投入して、民間企業の言い値の請求に
も、そのまま予算を付け、バカ高い建設費で建てられたものの、
発電し始めた途端に事故を起こして停止したまま、未だに巨額の
血税が投入され続けている、クソ施設だ

しかも、クソ官僚はまだその、核リサイクルの構築を諦めて
いないというキチガイさ

今、高速増殖炉を諦めるという事は、日本のプルトニウムの
利用も諦めるという事となり、この最悪の毒物が、宙に浮く事
も意味するから、結局ストップすら出来ない。

やるも地獄、やめるも地獄の、袋小路に入り込んでしまっている
のである。全ては、クソ官僚のバカさのせいで…

そして、その責任は誰も責任は取らずに

個人的には、高速増殖炉からは即刻に撤退し、原発からも
もちろん撤退。今の膨大な原子力予算は、全て廃棄物や廃炉
の為の後処理の費用に注ぎ込み、原子力の研究自体は細々と
やっていただくに、とどめるべきかと。

それしかないと、思っている。

一日でも早くやめる事が、これ以上核廃棄物を日本に増やさない
為であり、高濃度核廃棄物の半減期をいかに、もっと短くするか
の研究に金をかける。

その政治決断を、すぐさまやるべきだと思っている。

久々にNHKを見て、中々いい番組だと思えたな

最後のクソ官僚どもの、テープ録音の言葉に、はらわた煮えくり
かえった。

我々も年を取りましたから、あとは若い方々にお任せしましょう
と笑いながら会合を締めくくる様子で、番組自体も締めていた。

こういう大人達が、子供達に、子孫へと、全ての負担を、厄介な
毒物を未来永劫に押し付けて、こいつらは高い年金貰いながら、
長生きしては、ただただ死んでいくだけなのだ。

何万年も放射能を出し続ける物質が、どうしようもない管理
しようもない廃棄物が溜まっていく時点で、即時中止を判断すら
出来ない、クソ大バカ者どもが、この国を動かしてきたのだ

そして、それを止められない、クソアホな政治家が存在し
続ける様は、今の状況と全く何も変わっていない…。

結局この国は、破滅に向ってひた走るだけに過ぎない

安全保障を懸念する前に、自ら自爆して終わるだけなのだ

原発NOは、至上命題である事を、改めて確信に変えた、
そういう意味ではいい勉強になった、番組であった。