いやぁ~、いい試合やったね

大したもんやと思うよ。準優勝、あっぱれやわ。

前半は、やや固めというか、本来のワンタッチパスサッカーが
中々展開出来ず、苦しい時間が続く。

そして前半20分に、相手の大きい展開からサイドからセンタリング
され、走り込んで来たFWに合わされてしまい失点。

更に、その2分後の22分、コーナーキックからオコノダムバビに
ヘッドで決められ、いきなり0-2とされてしまう。

この2点目が痛かったね…。

最初の失点の動揺が醒めないうちに、追加点を奪われた感じ。

ただ、まだ時間は充分にある。

徐々にらしさも出始めた35分、安藤からキラーパスを受けた
川澄が、ゴール前へ持ち込み、見事に右隅サイドネットへ
ぶち込んで、1点を返した

さすが川澄ちゃん、決定力が凄い。

これで勝負は分からなくなった。

前半はそのまま1-2で終了。

後半最初から、岩清水・鮫島・安藤がOUT、代わって熊谷・近賀・
田中が入った。

これはいい交代やったと思う。特に近賀は疲れもあるやろうけど、
なでしこには欠かせないSBだ。

逆に鮫島は疲れもあってか、中々防ぎ切れない場面もあったし、
岩清水はケガの影響もある、そして安藤も精彩は欠いていた。

そして10分、永里のパスを田中が詰めて2-2の同点に
追い付いた

ここからは完全に、固定メンバーのドイツの運動量も落ちて、
なでしこの時間帯が続いた。

チャンスは作るが、中々勝ち越せない。

この辺で、一か八かのギャンブルで京川あたりを入れたら面白い
と思ったけど、それは無理かな。

そんなこんなでドローでPK戦も見え始めた43分、DF有吉が
相手の肩口に手をかけて倒してしまい、PKを与えてしまう…。

それを落ち着いてオコイノダムビバに決められ、2-3。

どう考えてもここでジ・エンドだが、なでしこはそこが違う。

何と45分に、ゴール前の混戦から、永里がGKと競り勝って
執念のゴールを決めて、土壇場で3-3の同点

素晴らしい。こんな粘り、絶対に男子では見られないよ。

正直、ここまでやったら勝っても負けても、どちらでもいい
とさえ思えた。

その1分後、クロス1本で、またまたまたオコイノダムバビに
一旦上へトラップしての、落ち着いてのシュートを決められてしまい
万事休す…。

結果、準優勝という事にはなったけど、あの粘り、諦めない
気持ちの部分は、充分に見せつけてくれたと思う。

見事な打ち合いの、壮絶な試合。勝とうが負けようが、やりきった
感も見えた、底力をも感じさせてくれる内容やった。

それに、このアルガルベ杯というものが、五輪への試金石
という位置づけなら、この準優勝という結果は、ある意味
最高の形になったのではないだろうか。

変に優勝してしまうより、課題を課題として捉えやすくなるし、
優勝してしまうと、かえって五輪では戦いにくくなってたと思う。

それと同時に、このドイツが五輪には出られないという、レベルの
高さにも驚く。

一つ課題を言うなら、GKの海堀は思い切って出る場面で、やや
躊躇する事が多いね。最後の失点も、中途半端な位置で止まって、
結果決勝点を与えてしまった。

オコイノダムバビと最初から競っていれば、その得点は防げて
たのかもしれない。あの場面だけでなくとも、そういう傾向に
あると感じるね。

まぁそれでもエース澤を欠くという中で、この準優勝は五輪
に向けては、いい大会となった事だけは確か。

メンバー的にも更に層が厚くなったし、僕自身お薦めの岩渕
真奈選手がここに加わってくれれば、申し分無い。

フランスや、ブラジルなどもいるから、決して五輪も楽ではなく
熾烈な試合が続くだろうけど、この精神力を持ってすれば、
いい戦いはやってくれると確信はしている。

最近の男子代表や、ACLの最後で追い付かれたり、逆転されたり
している姿が余計にひ弱く見えてしまうよ

とにかく、この準優勝は五輪に向けては、いい前哨戦とする
事は出来たと言えるね。

久々に、サッカーの代表の試合でワクワクさせてもらえた気もしている。

この悔しさを、五輪で思い存分にぶつけて欲しい。

そうすれば、自ずとその視界は、結果は見えてくると思う。

この勇敢な、なでしこ達に、心から拍手を送りたい

まずは、お疲れさまでした。