IAEA総会で、細野原発事故担当相が、19日演説した。

来年1月中旬までをメドとしていたステップ2の完了を
年内をメドに達成する、と言い切ったという。

おいおい、真顔でそんなウソをついても大丈夫なのか?

メルトスルーまでは認めたが、その後どういう状態かは
目視出来た訳でもあるまい。

もしも、冷温停止で安定してるとすれば、それは格納容器外
に溶けた核燃料に漏れて、そこにもう熱を発するものが無い事
を意味するのではないのか?

そうなれば、更に恐ろしいメルトアウトという状態になっている
事を意味する。

圧力容器を溶かす程の核燃料が漏れたら、格納容器はひとたまりも
ない。原子炉建屋地下のコンクリートなどは、単なる覆いであって、
そんな高温の物質を防ぐ事など出来ない。

そしてそれは、周囲に超高濃度の放射線物質をまき散らす。

地下水を通じて、海に流れ出ているのは間違いないだろう。

しかも、おそらくストロンチウムやプルトニウムといった
猛毒物質が直接海へ流れ出る事を意味しているのだ。

ストロンチウムの半減期が、29年。プルトニウムの半減期は
なんと2万4000年…。

特にこのプルトニウムは、人体に入ると50年以上に渡り、
内臓を破壊し続ける、最悪の放射性物質である。

しかも、この海洋汚染が続くと、国際法違反にもなり、
損害賠償も請求される事となる。

それを知ってか知らずか、冷温停止という安定しているという
メッセージを、世界に発信してしまったのだ。

何も収束していないどころか、事態は更に悪化し、最悪の
状況を迎えているとしか、思えない。

メルトアウトであるならば、収束方法はもう無いし、汚染
され続けるのを、冷えるまで待つしかない。

外部に汚染物質が漏れない様に、地下の周りに遮断壁を
張り巡らすくらいしか、方法は無いだろう。

それが技術的に、出来るのかも分からないが…。

とにかく、今も地下へは、更に酷い猛毒物質が漏れ続けており、
海洋にも垂れ流しされてるとしか思えない。

何をもっての冷温停止で、何をもっての安定なのか?

とりあえずのウソを、世界へつくしかない状況であるなら、
そのツケは何倍にもなって跳ね返ってくる事だろう。

それよりなにより、プルトニウムという猛毒物質が、海へ
垂れ流し続けているとすれば、これだけでも最悪の事態である。

最近のニュース等では、詳しく今の状況は発表されてきて
いないが、チェック出来ようも無いメルトアウトには、知る由もなく
臭いものはフタ状態だと考えていいと思う。

マスコミも、何故その辺の所を厳しく追及しないのか?

災害の際の初期行動に関する資料も、黒塗りだらけで公開した
東電の隠蔽体質は、今も何も変わっていない。

そうして、恐ろしいプルトニウムのダダ漏れは、続いていく…。

ただただ、恐ろしい。

政府も、東電も、マスコミも信じられなければ、風評被害と言われ
ようと、我々が出来る自衛策は、自分自身でとっていくしか無い。

それは、風評被害では無く、現実に起こっている危機なのだから。

しかも、地球規模の危機。

台風接近で、また各所でいろんな被害が出ているが、福島への
直撃だけは、絶対に避けてもらわないと困る。

もはや、もう神に祈る気持ちだ。

秋刀魚、鮭という秋の味覚も、太平洋側は…。

一体、この核物質の暴走は、いつ終わるのか?

たとえ終わったとしても、汚染物質の影響はいつまで続くのか…。

絶望的な気分になる。

そして、この責任は一体誰が取るというのだろうか?

まだまだ福島は、難題山積なのである。

しかも、もはや人間にはどうする事も出来ない難題…。

日本の苦悩は続く。