今年は、おそらく家の庭から一羽も巣立っていない。

庭に来る、スズメの食欲が旺盛で、アゲハが生んでも生んでも
わざわざ大きい緑色のデカさに育てては喰ってしまう…。

いくらなんでも、これでは不憫なので、小さめの柑橘形の木に
生まれた幼虫も見過ごす事にした。

今年、一羽もかえらなかったら、それはそれで寂しい気もするし。

たとえ、小さめの柑橘系の木が、丸坊主になったとしても、
何とか無事さなぎになって、巣立って行って欲しい。

そう、腹をくくって決断した!

この柑橘系の木達も、自分の葉っぱが美味しいというのを
自ら知っているのか、割と葉を食べられても、また新芽が出てくる
ある種の強さは秘めている。

植物の種類によっては、丸坊主にされたら、とたんに枯れる
ものもあるけど、柑橘系はそうでも無さそうである。

けど、成長がそんなに早くもないので、ここまで育ててきた
立場からすると、断腸の想いではある訳やけど…。

前にも書いたけど、アゲハの幼虫がスズメにやられると、
あの匂いですぐ分かる。

危険を察知した時に出す、えも言われぬ独特のあの匂い…。

昨日もまた漂ってたな。

一番大きい柑橘系の木に、幼虫を移してやると、ことごとく
やられてしまう。

つまりは、私のせいでもある。

なので、もう放っておく事にした。

自然に任せた。

これで喰われたら、もう知らんよ。

ただ、あの幼虫の緑色は、本当に美しい。

それだけは毎年思う。

とにかく、スズメの目を逃れ、何とかまたここから
巣立っておくれ。

頑張れよ。