my boss is fired!!
oh my god!!
青天の霹靂とはこのことでしょう。
いきなり、ボスのY先生がクビになってしまった・・・。
こんなことって、あり? てか、さすがアメリカ。
今朝Labに行くと、実験助手のHieuがJoe(動物実験施設のトップ)が呼んでいる、ということで彼に会いに行ってきました。
2週間くらい前から、HIVマウスのうち生後3日目前後のマウスを使って実験をしてるので、Joeはマウスが生まれたことを教えてくれるのだろうと思って彼のofficeに行きました。
そうすると、実際にはマウスの話ではなく、Bob(私がいる施設全体のボス)が私と話がしたいと言っているということで、BobのofficeにJoeと一緒に行きました。
先週、私の実験のプロジェクトのことで「具体的に何をしているんだ?」的な質問をされて、3つくらい違う実験系をやっているなかで、実際に一番やりたいことは何なのか?とかいう話をしていたので、その続きの話なのかなと思っていました。
すると、全然違うことを聞かれたのです。
Y先生は今旅行でブラジルとアルゼンチンに行っているんだけど、Bobに彼の旅行の目的とかを聞かれて、私は「友人に会いに行ったと聞いている」と答えた。
ここで詳細を書いてしまうと多分やばいので、細かいことは書きませんが。
とにかく南米旅行の本来の目的についてや、彼のこれまでの行動のことなど含め、これ以上この施設での研究はさせれられないという結論に達したと。
つまり、クビということ。
今後一切、この施設への立ち入りを禁止することなどを言っていました。
Bobはかなりご立腹の様子・・・でしたが。
Y先生がクビってことは、私は?? って思うよね。
で、親切なことに、BobとJoeは私のことを心配してくれて、いくつか選択肢を与えてくれました。
大雑把に分ければ、①日本に帰る、もしくは、②アメリカに残る、ということですね。
親切にも、Bobは、せっかくアメリカに来たんだから、できればここに残って実験を続けて何かを得て日本に帰ってほしい、と心強い言葉をもらいました。
では、②の場合どうなるかというと、自分一人では実験は難しいので、誰かについて研究をすることになります。
彼らは3人の人を紹介してくれました。
この3人に会って、話をしてみて、自分が誰と一緒に仕事(研究)をしたいか、すぐに決める必要はないので、1週間くらいかけてよく考えてみなさい、と。
そして、私の日本の上司とも相談してみなさい、と。
まーなんて親切なんでしょう。
そうして、その夜、日本の上司に電話をして状況を報告。
日本の上司は、あまり細かいことは気にしなくていいから、自分がやりたいようにやっていいよ、と。
おおらかなのか、適当なのか・・・。
私の正直な気持ちとしては、日本に帰っちゃってもいいかなー、とか。
でもそうすると必然的に勤務している病院に戻ることになり、新しい治療センターが完成していない現在、私はまた下働き状態の過酷な当直と救急当番を割り当てられるのか・・・と思うと、げんなり。
じゃあ、病院に内緒で日本に帰る・・・?とかも思ったけど、それもまた良い選択とは思えず。
当初の予定では3月まで留学だったので、それまでどこかに雲隠れ(?)していようかとかも考えたけど、それもまた現実的ではなさそうで。(笑)
やっぱり、せっかくVISAも取ったんだし、申請に3万円以上かかったんだし、日本で医者するのもうっとおしいし、冬の北海道は寒いし、円高だし(これが決め手?)、とかいろいろセコイこと考えてここに残ることに。
これから、今後の上司となる人達にあって話をしていくことになります。
多分これから彼らに、自分がこれまでやってきたことや、ここに来た理由、これから先の私の将来的な展望などを話をするとこになると思います。
ある意味就職活動みたいな感じでしょうか。
ちょっと緊張してくるなー。大丈夫か不安になってきた。