「先生」の存在が大きくて、暖かかった。
「新しい命が生まれること」の尊さ、儚さ、切なさ、素晴らしさをこれほどまでに表現出来る小説はそうそうないだろうと思う。
惜しかったのは、小野寺くんの件があっさり過ぎたこと。
あれだけ引きずってた「小野寺くん」を最後の3ページ足らずにまとめているんじゃないよ全く。笑
どうせなら出てこないままの方が良かった気がする。

島の美しさが異次元に、これでもかってくらい詰め込まれた作品。読むときっと行きたくなる。