「お月さまへようこそ」のこと。 | タイムズ・ストップ ~TravisJapan中村海人くん&Kis-My-Ft2宮田俊哉くん~

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みきてぃです。
思いきってブログタイトル変えました~
うみのこと、宮っちのこと、書いていきたいと思います。
今後とも仲良くしていただけると嬉しいです♡

「お月さまへようこそ」7/17(水)ソワレ
ヒロキくん出演の舞台を観劇してきました。

ジョン・パトリック・シャンリー作、

戯曲集「お月さまへようこそ」から

お月様「星降る夜に出掛けよう」

お月様「どん底」

お月様「喜びの孤独な衝動」

お月様「お月さまへようこそ」

4作品の上演。


こじんまりしたカフェで

通路わきの席だったから視界も良くて

リラックスして観劇できました。

アルコールカクテルをチョイスしてね(1ドリンク制)




観る側の感性によって、

感じ方が全然違いそうな作品群。


感想を書き留めておきますキラキラ




お月様「星降る夜に出掛けよう」


上辺だけの友達と決別して

魂が求める相手に出会う話。


君の名は。の

かたわれを探してる感覚に近いかもしれない。


自分を本当に理解してくれる誰かに

いつか出会えるんじゃないかって。


ま、私は歳を取りすぎてしまってるから

アレだけど(笑)




お月様「どん底」

どんなに貧乏でも魂を売り渡さない詩人と
その才能を信じる恋人のお話。

芸術って痛々しいくらいピュア。
若い頃に観ていたら、
この作品がいちばん響いていたかも。



お月様「喜びの孤独な衝動」


人魚に恋した男の話。

私は この作品がいちばん好きだったな。


人魚のサリーとの合図で 主人公がカボチャのライトを点滅させるんだけど、

ジャック・オ・ランタンハロウィン!って気づいたら

いろいろ納得できた気がした。


こういうとき、外国の文化を理解できなくて

もどかしい…


でもガッツリ日本人の私でも

ハロウィンがお盆であることくらいは知ってる。


あのカボチャのライトは

あの世とこの世を繋ぐ装置なんだろうな。


主人公は現実と、非現実を行き来して
最終的にあちらの世界に行ってしまった。

池に入っていく主人公の行為を、
入水自殺、と言えば孤独なお話だけど、
愛するサリーの元へ行った、と言えば
ファンタジー。

絶妙。



お月様「お月さまへようこそ」

マンハッタンから田舎へ戻ってきた青年と
昔の仲間たちの悲喜こもごも。

人間って滑稽で不器用で、可愛い生物だな、

って思える作品。


苦悩する役のヒロキくん。

いいよね、彼には苦悩が似合うラブラブ(笑)


故郷の寂れた様子を

お月さまになぞらえているけれど、


いつでもそこにあって、

優しく見守っていてくれるという

感覚もあるのかな。


作者の目線も、少し距離を保ちながらも

穏やかで優しくて お月さまみたいだな、

って思った。



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一週間降り続いた雨が止んだ この日。
曇り空を見上げながら会場を後にして
あー、もし月が出ていたら
もっとこの夜に相応しいのに…
って 思いつつ 会場の最寄り駅まで歩き

やっぱりこのまま帰れないな。と(笑)
駅前で1杯白ワイン飲んだおかげで、

自宅に辿り着く頃には すっかり晴れて
お月さまが出ていました。

あ、満月だったんだ、って。

お月さまが この作品と引き合わせてくれた
ような気持ちになりました。


カーテンコールの日替わりの挨拶が
たまたまヒロキくんの日だったし、
ラッキーだったかも。
めっちゃヒロキ節のとんでもない嘘ついて(笑)
SNSに書かないでって(笑)



そうそう、引き合わせてくれた、と言えば

観劇の数日前、何故か

谷川俊太郎さんの 二十億光年の孤独 

という詩を思い出したんだよね…


この舞台のテーマとリンクしているような

気がして仕方ない。


セレンディピティっていうやつ?