閉店後も弦を弾く音が指先に残って、胸の奥がつまっていた
楽器店の閉店後、
試奏コーナーのアンプの電源を落としても、
弦を弾いた小さな音だけが指先に残る夜がありました。
ギターの弦高を見て、
チューニングを合わせて、
お客さまにはいつも通り明るく試奏を案内する。
本当は、ただ楽器を渡しているだけではありませんでした。
音が少しでも気持ちよく鳴るように、
ネックの反りや弦の違和感を見て、
お客さまが緊張しない言葉も選んでいました。
でも一日が終わると、
見られるのは販売本数と、試奏対応の速さばかり。
ちゃんと調整しているのに、
生活が少しも軽くならない。
その感覚が、帰ってからも弦が合わないみたいに残っていました。
副業を調べても、
毎日投稿、顔出し、営業DM、テンプレ通りの発信。
楽器店で一日中、音と声に気を張ったあとに、
また別の場所で「もっと頑張れ」と言われる。
私に足りなかったのは、根性ではありませんでした。
販売本数や試奏対応の速さだけで測られる働き方を増やす前に、
何を見れば、自分の安心に残るのか。
そこから、副業の選び方を見直すことにしました。
販売本数だけで自分を責める前に。
その努力が本当に生活に残る形か、
一度だけ確認してみてください。
副業の構造を見直す
※楽器店・試奏案内・販売本数の評価に疲れた方向けです。
