こころが
ほんの少し
怖がってるのを感じた
はじめてのこと
経験したことのないことは
楽しみー♪って時と
動け…な…い… って時と
えーっと えーっと どうしよう
みたいな時と
ほかにも
ケースバイケース
部屋の窓をあけて
風通しを良くしてみたり
部屋の中を歩いてみたり
じぶんと話してみても
わたしの中が しずかになるどころか
頭の中が占領されていく
これは終わりそうにない…
ということで
車を走らせて
大きな
公園にでかけてみた
ゆっくり ゆっくり
深呼吸~
わたしは ココニイルよ
からだに触れてみたり
わたしは 自分の足で
立ててるよ
歩けてるよ
足の裏を感じながら
大地を踏みしめながら歩いたり
光と影
そこに映し出された姿を
じぶんの目で
確かめてみたり
少し休憩して
起きていること すべてが
最善であるという 信頼に
意識を向けてみたり…
足を投げ出して
そこに届けられた風を感じながら
目をとじてみたり
すると
いつも
じぶんで何とかしようとする…
そんな自分に気づいて ハッとした
聞いて欲しいけど
話すことがない
相談したいけど
相談するほどのことなのかな
それは
ディフェンスに入ったときに
よく使う
わたしのクセ
また やってる…
降参…。
『頼る』
ほんと? 頼るの?
『助けてほしい』
して欲しいことを
こうして欲しいって言える?
そんな言葉のやりとりもある中
あるものを ないことにしないで
あるものは あるままで
LINEに打ち込む…
でも 送信できない わたし
そうだよね
そんなに簡単に
ディフェンスは崩れない
しばらく ぼーっと
公園の中を見回す
広い大きな公園
森の向こうは わたしの視界には入らない
駐車場近くにある 景色
真っ青な空に そびえ立つ
鉄塔を眺めてみたり
可愛いなと感じた
お花を愛でたりしながら
はぁーーーーぁ
両腕を広げて ハートをひらく
ひらいていいよ
もう少し ひらいてみるよ
ひらいたまま 広がっていいよ
何度も泣きながら練習した
両手を広げること
大地にしっかり足をつけ
手を広げて
腕を伸ばしたような鉄塔が
お手本を
みせてくれてるようだった
次の瞬間
打ち込んだLINEを送信した
すると
相変わらず
泣き虫 グズグズ
まるで
大きな公園で迷子になった
子どものようだ
お母さんが迎えに来てくれるのを
待ってるみたいに…
ぽろぽろと涙は流れる
公園を歩きながら
なんとなく 撮影した お花が
紅白だったと気づいたとき
少し離れたところから
歩いて来たのは
結婚式の写真 前撮りのため
場所移動をしているのであろう
新郎新婦の姿
これは
祝福のサインなのかな…
ここは公園
目を向ける方向を変えると
えっ? どういうこと?
今日は何の日?
わぁ♡
あちらにも 新郎新婦
右をみれば 洋装の新郎新婦
左をみれば 和装の新郎新婦
結婚式場ではない
この 広くて大きな公園で
目の前にあらわれた
いくつもの祝福
新郎新婦に
届くほどの声は出せなかったけど
『おめでとうございます』
そっと
祝福のことばをかけた
一度 車に戻って
写真を撮ると
光がいっぱい
さっきまで泣いてた わたしが
少し残った表情のまま