卵かけごはん、親子丼、塩むすび、豚汁、オムライス、ソース焼きそば…。
そのレシピのどれもが、家庭で日常的に料理されている家庭料理です。
料理をつくっているのは、「広島のマザーテレサ」と呼ばれている中本忠子さんと、ばっちゃんを慕って、あるいはばっちゃんと同じように子どもたちの支援をしたいという気持ちでお手伝いをしている、「食べて語ろう会」の人たちです。
腹が減ったら、またおいで。
うちらは信じるところから始まっとる。
経験で得た人間味いうんは、おっきい。
広島弁で語られるばっちゃんの言葉、料理風景や料理、夢中で口いっぱい頬張る子どもたちの写真、全てがあったかくて、今は亡き祖母のごはんを思い出しました。
全ての学校の図書室に、図書館の児童書コーナーの子どもの目の留まる場所に置いてほしい本です。