『ひとりで食べたい』
私の自由のための小さな冒険
野村麻里
平凡社
「ぼっち飯」。
今でもそんな風に言われているのでしょうか?
なんだか寂しそうな、ネガティブなイメージの言葉です。
気の許せる人と楽しくおしゃべりしながら食べるごはんもいいけれど、ひとりの食事もよいものだと私は思います。
食べたいタイミングで食べたいものを、食べたいだけ食べられる自由さ。
集中して料理をしっかり味わいたいときは、ひとりで食べたいと思います。
ひとり旅も好きです。
「ひとりごはん」を巡るあれこれ、ひとりで食べるという行為の楽しさを教えてくれる本、ひとり旅のエピソードなど、ひとりの楽しさを知るひとには大いに共感できるエッセイです。